原宿に誕生!《Q-pot.》の
泊まれる謎の館
原宿は、新しいファッションと文化を生み出す街だ。さまざまなトレンドやブランドが、これまでに生まれてきた。2002年に誕生した《Q-pot.》というブランドもそのうちのひとつだ。マカロン、チョコレート、ホイップクリームといった、スイーツをモチーフにしたアクセサリーと、カワイイ文化を体現するような甘く可愛らしい世界観で、たくさんのファンがいる。この《Q-pot.》が、7月12日に「Q-ROOMS.HARAJUKU」をオープンした。宿泊施設と飲食店が入る館をつくりあげて、ブランドの新たな一歩を踏み出した。
全9室からなるこの館。宿泊できるのは、最上階である3階の3室だ。「ビターチョコレートルーム」に、「ストロベリーチョコレートルーム」、「ミントチョコレートルーム」と、どの部屋も内装のテーマはチョコレート。室内には、チョコのタブレット柄の壁紙やホイップクリームの形をした照明など、ブランドを象徴するモチーフがちりばめられ、《Q-pot.》が描くスイートでビターな世界に囲まれながら滞在できる。ブランドのファンはもちろん、東京のカルチャーを体験したい海外ゲストにも喜ばれそうだ。
《Q-pot.》が宿泊事業を始める理由は、ブランドの世界観をより立体的に具現化するため。以前も、ホテルとコラボレーションして宿泊体験を提供したことがあったが、その経験が「Q-ROOMS. HARAJUKU」誕生のきっかけのひとつになっているという。アクセサリーやアパレルアイテムの展開に、「Q-pot CAFE.」というカフェ運営、そして今回の宿泊施設によって、「衣・食・住」の全方位から、ブランドの世界観を表現していくことができるようになった。
1階には、実力派飲食店とコラボレーションしたふたつの飲食店が入る。ひとつは、福岡発の揚げサンド「Age.3」との「Age.3×Q」、もうひとつは中国大連の老舗「不二心」との「おばけの小籠包 不二心 零号店」だ。どちらの店も、内装は《Q-pot.》のデザイナーが手がけ、コラボメニューも楽しむことができる。そして2階には、デザイナーのアトリエがあり、新たな作品もこの館で生み出されていく。
《Q-pot.》とは、何が飛び出すかわからない謎の壺という意味が込められている。さしずめ、謎の館というところだろうか。どんな驚きが待っているのか、ぜひ一度訪ねてもらいたい。

「Q-ROOMS. HARAJUKU」のプロデュースは、《Q-pot.》のデザイナー・ワカマツタダアキさんが手がけた。イチゴが描かれた壁紙やホイップクリームがモチーフの照明も、この部屋のためにつくったオリジナルのデザイン。

シックなブラウントーンの「ビターチョコレートルーム」。どの部屋にもソファやTVが置かれ、食器や電子レンジなども用意されている。昼は原宿を満喫して夜はこの部屋で女子会、という過ごし方も楽しそうだ。

2段ベッドが2台置かれた「ミントチョコレートルーム」。ほかの2部屋にもソファベッドがあり、どの部屋も4名まで宿泊可能。ソープや歯ブラシなどのアメニティもブランドオリジナルで、細部までブランドのこだわりが。

「Age.3×Q」のここだけの限定コラボメニューは、3室の客室にインスピレーションを受けたもの。「チョコレートドレスクレープ」(1100円)は、マカロンやドレープをあしらったクレープを、揚げたパンにサンドしている。

「おばけの小籠包 不二心 零号店」のコラボメニューは、蟹小籠包や野菜小籠包など4つの味を楽しめる小籠包セットで、中国の本場の職人がつくる本格派。ハーフワンタン麺とのセットは、オープン限定で980円で提供中。

1階のふたつの飲食店の内装も、ワカマツタダアキさんが手がけた遊び心あるデザインになっている。店内では、Tシャツや扇子、バンダナなど、ここでしか手に入らない《Q-ROOMS.》との限定コラボグッズも販売している。

Q-ROOMS.HARAJUKU
渋谷区神宮前 2-27-10
1部屋1泊 8万8000円〜(4名まで宿泊可能)
https://q-rooms.jp
おばけの小籠包 不二心 零号店
[営]11:00〜21:00
Tel. 03-6384-5043
Age.3×Q
[営]11:00〜19:00
Tel. 070-9236-1965