手漉(てすき)和紙技術が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたのは、ちょうど2年前。古来、脈々と使われてきた和紙だが、加工技術が進んで用途が一気に生活道具へと広がったのは、江戸時代以降という。「加工」の視点から和紙の魅力を紹介する展覧会「WASHI 紙のみぞ知る用と美」が、東京・京橋のLIXILギャラリーで8日から開かれる。
江戸時代から昭和初期につくられた紙製品約80点を、「衣」「食」「住」「遊」の生活シーンに分けて紹介。ふすまや障子、あんどんなど「住」を彩る紙は現代でもなじみ深いが、「衣」として身に着ける紙製品はめずらしい。
注目したいのが、奈良・東大寺の「修二会(しゅにえ)」(お水取り)で僧侶が実際に着用した紙衣(かみこ)。白い和紙は清浄を表す。

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