週末カンタン作り置きに大活躍する“ジッパー式の保存バッグ”

“平日15分でいただきます!”をかなえる晩ごはんレシピ③

グルメ

 “平日15分でいただきます”をかなえるための準備について2回にわたり紹介してきましたが、第3回は、いよいよ実践編。今回は、主菜となる肉や魚の週末カンタン作り置きの具体的な方法について、料理研究家の小田真規子先生に聞きました。


≪週末たった60分の準備だけで、平日ラクラク時短調理を実現≫

 主菜である魚や肉は週末に調味料と合わせておけば、保存の時間を使って味をしみ込ませるなどおいしくすることができます。そこで大活躍するのが、“ジッパー式の保存バッグ”と“フェルトタイプのクッキングペーパー”です。

 保存バッグは透明なので、何が入っているか一目瞭然。素材の量に合わせて選べば、冷蔵庫の中でムダな場所を取りません。クッキングペーパーは、魚や肉の臭みをとったり、電子レンジで蒸し料理が簡単にできたりと、調理器具として活用することで、時短でおいしい下ごしらえの強い味方になってくれます。


≪主菜の下ごしらえ≫

鶏肉のスパイスロール

 そのまま並べて主菜にするほか、チキンスープやチキンサラダなどにも使える便利な一品。レンジ調理に失敗すると固くなってしまう鶏肉ですが、ぬらしたフェルトタイプのクッキングペーパーで包んでから加熱することで、ふっくらおいしくできます。

 冷蔵保存で、7日を目安に食べましょう。

(材料)

鶏もも肉:2枚(1枚250gのもの)

A 塩:小さじ1、砂糖:大さじ1、醤油:大さじ1

B 粗引き胡椒:小さじ2、カレー粉:小さじ1/2

(作り方)

① 鶏肉は余分な脂肪を除いてAを加えて1分よくもみ込み、室温で10分おく。

② 水にぬらして軽く絞ったフェルトタイプのクッキングペーパーで、鶏肉を巻きながら包む。もう一枚も同様にする。

③ 直径25cmの耐熱皿に②を向かい合わせにのせ、手が入るくらいふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で9分加熱する。

④ 取り出していったん奥側のラップを外して熱い空気を抜き、再びラップをかぶせ、そのまま30分程度粗熱を取る。

⑤ クッキングペーパーを外してジッパー付きの保存バッグに入れ、Bをふり絡めてしっかりと口を閉じる。


肉そぼろ

 野菜と和えたり炒め物にしたり、ごはんにかけてそぼろ丼にしたりと、作り置きしておくと応用のきく肉そぼろも、電子レンジで簡単に作れます。

 ジッパー付きの保存バッグに入れて密閉し、空気に触れさせずに保存するとおいしさが長持ちします。冷蔵で7日、冷凍で1か月を目安に使い切りましょう。

(材料)

合びき肉:200g   

A 醤油:大さじ1、味噌:大さじ2、砂糖:大さじ1、水:大さじ1、片栗粉:小さじ1

(作り方)

① 材料を合わせて直径20cm程度の耐熱ボウルに入れてスプーンの背で1cm程度の厚みに広げる。

② ラップをしないで電子レンジ(600W)で5分半加熱する。

③ 一気に混ぜて均一なそぼろにする。粗熱をとり、ジッパー付きの保存バッグに入れる。


豚肉とたまねぎの生姜和え

 カレーやスープ、炒め物にと、変幻自在の組み合わせ。冷凍・冷蔵兼用の保存バッグを使えば、仕込んで作れなかったら、冷凍庫にそのまま移して保存できます。

 肉や魚を保存しておく時には、このようにオイルマリネすると柔らかくおいしくなります。オイルを使うと保存バッグと食材の密閉性が高まり、保存効果もアップします。

 冷蔵保存で5日、冷凍保存で1カ月を目安に使ってください。

(材料)

豚薄切り肉:250g               

生姜のすりおろし:1かけ分(10g)*チューブも使用可 

たまねぎ:1/2個(75g)               

サラダ油:大さじ1、塩:小さじ1/2

(作り方)

① たまねぎは5mmの薄切りにする。

② 材料・調味料を保存バッグに入れて軽くもみ、空気を抜く。


生鮭の味噌マリネ

 魚は保存バッグに入れる前にフェルトタイプのクッキングペーパーでドリップをふき取ると、生臭さが気になりません。

 保存バッグは食材に密着するので、調味料の節約になります。さらに、保存している間に味がしみ込んでおいしくなるので、平日帰ってすぐに調理できる時短のメリットも。冷蔵保存で5日、冷凍保存で1カ月を目安に使いましょう。

(材料)

生鮭:2切れ(200g)   

味噌:大さじ2、みりん:大さじ1、サラダ油:大さじ1

(作り方)

① 生鮭は半分に切る。フェルトタイプのクッキングペーパーでドリップをふき取る。

② 保存バッグに①を入れ、調味料を加えて軽くもみ混ぜ、空気を抜いて保存する。


 どんなに平日に時短できても、その分週末に一日中料理をすることになるなんて本末転倒。ちょっとした下準備だけで、当日が楽になる。そんな60分マジックの主菜編いかがでしたでしょうか。

 次回は、週末の作り置きの野菜編。手間をかけ過ぎずに平日ラクチンをかなえる工夫を紹介します。

小田真規子先生

 料理研究家・栄養士。健康に配慮した、作りやすくておいしい料理に定評がある。料理の基本や、つくりおきおかずのレシピの他、ダイエット中でも食べられる本格的なお菓子の提案も人気。



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