ひよこ豆のディップソース「フムス」の専門店としてオープンした「VEGE STAND」=東京・新宿の新宿丸井本館地下1階 (写真・田中幸美)

​​《新宿3丁目》海外セレブに人気のひよこ豆のディップ「フムス」専門店がオープン マルイ本館 


 「フムス」という食べ物をご存じですか? 栄養価抜群のひよこ豆を主原料に、オリーブオイルやごまペースト、にんにくなどを混ぜ合わせて作ったディップソースです。栄養価が高く、さまざまな健康効果が期待できるスーパーフードなのですが、日本人の90%はその存在を知らないといいます。

ひよこ豆のディップソース「フムス」はプレーンとバジルなど3~4種類あります=東京・新宿の新宿マルイ本館地下1階 (写真・田中幸美)


 その「フムス」の専門店「VEGE STAND」(ベジスタンド)がこのほど、東京・新宿の新宿マルイ本館地下1階にオープンしました。
 フムスの主原料であるひよこ豆は、タンパク質が豊富なだけでなく、食物繊維やビタミン、ミネラル、脂質の中でも体にいいとされる不飽和脂肪酸、そしてレジスタントスターチという代謝を促進させ脂肪燃焼効果のあるヘルシーな糖質がふんだんに含まれている最強のスーパーフードといわれています。血糖値を上げにくく、代謝を高め、便秘解消などにも効果が期待されます。

最もシンプルなのは野菜スティックなどにフムスを付けて食べる方法。野菜スティック&フムスは450円(税抜き)


 中東では伝統的な食として一般的でしたが、欧米では以前からベジタリアンやヘルシー志向の人たちに愛用されていました。レディーガガや女優のアン・ハサウェイらセレブがダイエットの一環として「フムス」を普段の食事に活用し始めたことがきっかけとなって2010年頃から、ダイエットや美容・健康に最適なヘルシーフードとして欧米を中心に浸透するようになりました。
 日本でもメディアに取り上げられる機会はありましたが、欧米と同じスタイルで販売する企業はありませんでした。

インクロムプラス社が注目したのがフムスでした


 そこで長年、生活習慣病やアレルギーなど生活に密着した病気の臨床試験に関わり、関西を中心に健康食のブランド「+medi」(プラスメディ)を運営する「インクロムプラス」(大阪市西淀川区)が、この知られざるスーパーフード「フムス」の販売に乗り出しました。
 現在は、「VEGE STAND」だけでなく、大阪を中心とした関西地区の直営店および、店舗規模の大きな一部の「成城石井」や「クイーンズ伊勢丹」などで販売を開始しているそうです。

VEGE STANDの自慢は、契約農家から直送された旬の有機野菜やフルーツを使ったサラダ


 フムスは、プレーン・バジル・ペッパーなど日替わりで3~4種類を用意しています。アメリカ産の有機ひよこ豆を主原料としています。もちろん、そのまま食べられますが、野菜スティックやパン、トルティーヤーなどにつけて食べることをすすめています。

VEGE STANDの壁面には、サラダやホットドッグなどの絵が描かれています


 また、旬の有機野菜やフルーツをたっぷり盛った各種サラダにトッピングしたり、ボリュームたっぷりのサンドイッチにサンドしたりと、さまざまなフムスの食べ方を提案しています。特にベジスタンドはサラダが看板商品で、西日本を中心とした契約農家から仕入れた有機野菜を使用しているため、野菜本来のおいしさを感じられる逸品です。

「ビタミナルサラダ」(M700円、L1050円・税抜き)と「ベジスタンドオリジナルサラダ」(M800円、L1200円・税抜き)


3種類のランチボックスもあります


 おいしくて体にもいいフムス、いろいろな食べ方に挑戦したいですね。

(写真はすべて田中幸美)

◆「Vege Stand」(ベジスタンド)
東京都新宿区新宿3-30-13新宿マルイ本館地下1階。午前7時~マルイの閉店時間まで。問い合わせは、☎03・6273・2687。



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