岡田優介選手を語るうえで、欠かせないのが正確無比な3Pシュートだ。2017-18のオールスターゲーム前の3Pシュートコンテストでは、並み居る名手を退けて優勝した。「お客さんも入っているし、緊張感があるので難しいんですよ。初年度(16-17)は全然だめだったので、優勝できてよかった」と安堵の表情を浮かべた。
ただ、3Pシュートはあくまで「特技」とし、「自分の持ち味はやっぱり経験値からくる判断力です。プレーにはパターンがあって、その引き出しが多い分、起きたことに対して瞬時に対応できるんです」と説明する。
象徴的なのが、17-18シーズン第28節のレバンガ北海道戦のプレーだ。第4Q残り16秒の最終盤。北海道に1点ビハインドの苦しい展開の中、味方のスローインからオフェンスの好機を迎える。岡田選手はボールと逆方向に動く「フェイク」でディフェンスを外し、勝利を手繰りよせる3Pシュートを決めた。
「タイムアウト明けにディフェンスに付いたのが若手選手だったから、『あ、いける』と思いました。まだ若いから素直にフェイクに反応する。これがベテラン選手だったら読まれるでしょうけど、北海道は足があって動ける選手を選択していました」。この冷静な判断力を武器に、京都ハンナリーズは10月に始まる新シーズンでいちだんの飛躍を目指す。
レバンガ北海道戦のプレー動画は、https://www.youtube.com/watch?v=eVgYpFOa43Q
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京都ハンナリーズ
岡田優介
おかだ ゆうすけ
2007年にトヨタ自動車アルバルク( 現 アルバルク東京)へ加入。2009年には日本代表に初選出され、翌年、「公認会計士試験」に合格。その後、2016年より京都ハンナリーズに移籍。積み重ねてきた経験を生かし、チームを引っ張る
from:東京都
birthday:1984年9月17日
height:185cm
weight:80kg

京都ハンナリーズ
Bリーグ初年度は苦戦を強いられたが、17-18シーズンは7人の新戦力を迎え、年間で5割以上の勝率を保ち、西地区2位に。初の決勝リーグでは、怪我人が出るなどフルメンバーで戦うことが叶わず、2代目王者となったアルバルク東京に敗北を喫した
設立:2008年
ホームアリーナ:ハンナリーズアリーナ
マスコット:はんニャリン
https://hannaryz.jp/
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