挑戦した米国への思い
国内女子バスケットボール「Wリーグ」で、11連覇を目指す「JX-ENEOSサンフラワーズ」のエース、渡嘉敷来夢選手。2015~17年は、Wリーグのオフシーズンを利用して世界最高峰の米女子プロバスケリーグ(WNBA)のチーム・シアトルストームでプレーした。
日本代表として13、15年に出場したアジア選手権でMVP(最優秀選手)を獲得し、「もっと巧(うま)い人たちとバスケをしてみたいと思ったのがきっかけです。WNBAは映像を見ていたけど、肌で感じるものは全然違いました」と語る。
祖父が米国人だが、意外にもWNBA入りまでほぼなじみはなかったという。「遠征に行ったことはあったけど、本格的に米国を好きになったのはプレーしてから。日本と違って気楽に街を歩けるし、過ごしやすい」とお気に入りだ。
米国では忘れられない思い出がある。16年のリオオデジャネイロリンピックを制した米国代表に所属していたチームメートから「金メダルをかけてみる」と尋ねられ、うらやましいと思いながらも、「いい、自分で獲るから」と即答した。そう話す笑顔の奥に潜む決意に、20年の東京五輪が楽しみになった。