エドヴァルド・ムンク『太陽』1910-13年 油彩、カンヴァス 163×205.5cm 作品はすべてオスロ市立ムンク美術館所蔵 All Photographs ©Munchmuseet

《上野》ムンク展が開幕 『叫び』など約100点の大回顧展


 ムンクの『叫び』―画家名と一体で語られる名画は、オレンジ色の空など鮮烈な色使いと、独特の湾曲線で描いた人物が、鑑賞者に苦悩や不安、孤独などさまざまな感情を湧き起こします。この名画など近代画家の巨匠エドヴァルド・ムンク(1863-1944)の作品約100点を集めた「ムンク展―共鳴する魂の叫び」が10月27日(土)、上野の東京都美術館で開幕します。
 注目は、初来日するテンペラ・油彩画の『叫び』です。画家はクレヨンやパステル、リトグラフなどの画法で同名作品をいくつか制作しましたが、本展の『叫び』は油彩ならではの滑らかな筆致が独特な湾曲線を際立たせています。

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エドヴァルド・ムンク『叫び』1910年? テンペラ・油彩、厚紙 83.5×66cm

 また、『接吻』『吸血鬼』『マドンナ』など画家が「生命のフリーズ」と呼んだ連作群を並べて展示。同じモチーフを多彩な構図や技法で描き、「生」「愛」など人間性の本質に迫ろうとした画家の足跡をたどることができます。
 さらに、『太陽』『メランコリー』など初期から晩年の代表作を一堂に展示し、「100%ムンク作品」という大回顧展になっています。その人生のみならず、『叫び』が何度も盗難被害に遭うなどスキャンダラスともいえる画家の世界を堪能してください。
 ムンク展―共鳴する魂の叫び
 会場:東京都美術館(台東区上野公園8-36)
 会期:2019年1月20日(日)までの9:30~17:30(金曜、11月1〈木〉、3日〈土〉は20:00)
 休室:月曜(11月26、12月10、24、1月14日除く)、12月25日(火)、31日(月)、1月1日(火祝)、15日(火)
 観覧料(当日券):1600円、大学・専門学生1300円、高校800円、65歳以上1000円

 https://munch2018.jp/

 





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