オードリー・ヘプバーンといえば、チャーミングで美しい姿とユーモアあふれる言動が魅力的な、世代を越えて愛される大女優。完璧なプロポーションでどんなスタイリングも自身の色に染めてしまうファッションセンスは、いまなお多くの女性たちに影響を与え続けています。
名作『ローマの休日』で、「真実の口」といわれる彫刻に手を入れて抜けなくなるシーンはあまりにも有名で、日本各地の観光地や身近な場所に、それを模したオブジェがたくさん設置されています。幸せの象徴のような米国のエレガントなライフスタイルを描いた『ティファニーで朝食を』の、冒頭シーンを観て、ニューヨークのティファニー本店前でクロワッサンを食べたことがある人もいるのではないでしょうか?
また、『麗しのサブリナ』で最後に着用した黒いスリムフィットの八分丈パンツは、「サブリナパンツ」として今も愛されていますし、最近は彼女の特徴的なヘアスタイル「ベビーバンクス」をまねして、短めの前髪にイメージチェンジする人が増えているんだとか。つまり、オードリーは世界中の女性にとって、いまも憧れそのものなのです。
華やかな印象が強いオードリーですが、その生涯は劇中のヒロインの姿とは少し違うようです。ナチス・ドイツ占領下の少女時代には、草やチューリップを食べて飢えをしのぎ、その辛さを生涯忘れず、無我夢中で働くことを誓ったそう。その経験から、絶対に遅刻をせず、セリフは完璧に覚え、スタッフへの礼儀と敬意を持ち続けていたといわれています。プライベートの姿はあまり知られていませんが、多くの人を魅了する秘密は、美しい外見だけではなく、内面的な品格によるところも大きいようです。

© Sid Avery / Paramount Pictures / Sansiao Gallery / M84
Title:Audrey Hepburn on her bike pet dog, Famous, at Paramount 1957
photographer : Sid Avery Edition:4/70、Signature : Yes
Print Paper Size:330 x 433㎜ Print Method:Gelatin Silver Print
11月19日(月)から銀座のArt Gallery M84で開催される、小さな写真展『Audrey Hepburn』では、彼女の映画のワンシーンやポートレート作品をはじめ、貴重なプライベートショットを見ることができます。展示作品はすべて購入することができ、カレンダーやポストカード、クリアファイルなどのグッズも販売されます。
本展は、ありのままのオードリーの魅力を知ることができる絶好の機会。彼女がその生涯を閉じたときからすでに長い時間が流れ、女性の価値観がさまざまに移り変わってきた今だからこそ、オードリーの新たな一面を感じることができるかもしれません。写真を通じて、あなたなりのオードリーの魅力を見つけてみてはいかがでしょうか。
小さな写真展『Audrey Hepburn』
会期:11月19日〜12月29日(土) 10:30〜19:30(最終日は17:00) ※会期中無休
会場:Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3 ウインド銀座ビル5F)
入場料:500円
電話:03-3248-8454
http://artgallery-m84.com/?p=5420