ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの壁面に広がったファイナルファンタジーの世界=8日夜、横浜市西区みなとみらい (写真・田中幸美)

《横浜》ホテルの壁面にファイナルファンタジーのプロジェクションマッピング


 MM(みなとみらい)がFF(ファイナルファンタジー)になった!!
 全世界で累計1億3000万本以上の出荷・ダウンロード販売を誇る人気RPGシリーズ「ファイナルファンタジー(FF)」の誕生30周年を記念したプロジェクションマッピングイベントが10日、11日に行われるのを前に8日、横浜市みなとみらい地区でリハーサル上映が行われました。

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの壁面にファイナルファンタジーの世界が広がりました=横浜市西区みなとみらい (写真・田中幸美)


 映像が投影されたのは、海に浮かぶ帆船をイメージした外観が横浜のシンボルにもなっている「ヨコハマグランド インターコンチネンタル ホテル」の巨大な壁面です。
 作品は、FFシリーズでおなじみの召喚獣「バハムート」が古の時代より交易で栄えた偉大なる海洋都市〝ヨコハマ〟に舞い降り、クリスタルに導かれた「光の戦士たち」と激闘を繰り広げるというオリジナルストーリーです。

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの壁面に現れたバハムート


 投射サイズは、縦98・1メートル、横80メートルで日本最大級だそうです。実際に映像を投射しているホテルを含めたみなとみらいの高層ビル群なども映し出されました。

ホテルの建物がまるでぐにゃりとゆがんだかのような映像


みなとみらいの高層ビル群の景色もプロジェクションマッピングに登場しました


 上映会には、FFのプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹さんと大のFFファンというタレントの小池美由さんも参加しました。
 完成作品を見るのはこの日が初めてという吉田さんは、単純に壁面に映像を投影しただけでなく、映像の凹凸感やそもそものビルのデザインを生かして、どうやって映像作品にするかという点に非常にこだわったそうです。「この巨大なスケールでビルを使うと果たして映像がどんな風に驚きあるものに仕上がっているのかというところにぜひご注目していただければと思います」と話していました。

FFのプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹さん(左)と大のFFファンというタレントの小池美由さん


 また、小池さんは上映後は興奮冷めやらぬ様子で「すごいです」を連発していました。
 FFを生み出した株式会社「スクエア」が横浜市港北区日吉で発足したほか、初期の作品を手がけたスタッフが神奈川県内の大学の出身者が多いことなどから横浜とのコラボレーションが実現したそうです。
 吉田さんは「ゲームファンでなくても映像のすごさが伝わるように、プロジェクションマッピングならではの演出にも非常にこだわって作りました」と完成に満足した様子でした。

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの壁面に現れた光の戦士たち


壁面を埋め尽くしたFFの世界


 FFと横浜のコラボレーションとしては、横浜名物シウマイの「崎陽軒」とコラボした「横濱中華弁当」が、10日(土)~16日(日)の期間限定でファイナルファンタジーバージョンとして販売されるほか、車体を「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」仕様にラッピングした東急東横線が走ります。

「崎陽軒」とコラボした「横濱中華弁当」も売り出されます


 今週末は、FFの世界が再現されたみなとみらいにぜひ足を運んでください。
(写真はすべて田中幸美)

©ファイナルファンタジーXIV プロジェクションマッピング映像作品 『海洋都市ヨコハマ「龍神バハムート、襲来」』

◆「海洋都市ヨコハマ『龍神バハムート、襲来』
横浜市西区みなとみらい1-1-1の「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」の壁面に10日、11日の午後7時20分~/午後7時50分~/午後8時20分~/午後8時50分~/午後9時20分~の計5回上映。
コスモワールド付近運河沿いや、カップヌードルミュージアム付近の運河・海沿い、汽車道などから鑑賞できます。天候などの都合により、変更になる可能性があります。
公式サイトは、http://www.finalfantasy.jp/30th/yokohama/


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