ご飯や漬物に汁物、焼き物、煮物、なますの3菜が付く「一汁三菜」。栄養バランスに優れ、季節の移ろいを表現しやすいメニューは和食の基本です。普段から食卓に並べば心も身体も健やかになりそうですが、「どんな素材やメニューをそろえればいいのか分からない」という悩みの声が聞こえてきそうです。その解決につながるイベント「五季膳(ごきぜん)の会」が8月23日(木)、銀座の「SHISEIDO THE TABLES(シセイドウ ザ テーブルズ)」で開かれます。
五季膳は、資生堂の運営するシセイドウ ザ テーブルズが提案する「芽吹き」「新緑」「花ひらく」「結実」「蓄え」の各季節に応じたオリジナルの一汁三菜メニューです。今回は結実の季節として、秋に旬を迎えるカボチャを中心に種や根、葉、花、実と野菜の一生を表現する器を並べました。
「実の器」は愛知の伝統野菜、ちりめんカボチャとトマトをインド料理の手法で調理したスープで、優しい味わいは日々の疲れを癒やしてくれます。メニューを考案したフードデザイナーの小沢朋子さんは、「精進料理をベースに、和食や洋食、エスニックなどニュートラル(中立)に仕上げました」と話していました。
カボチャのスープとトマトのタルカ