下鴨神社の祭場で奉納された舞楽「東游」=京都市左京区の下鴨神社 (写真・田中幸美)

《京都》葵祭の前儀「御蔭祭」でご祭神に舞楽奉納

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 15日の「葵祭」に先だって行われる重要な祭儀「御蔭祭」(みかげまつり)が12日、京都市左京区の下鴨神社周辺で行われました。

下鴨神社周辺で行われた御蔭祭


 御蔭祭は、新たに生まれるご祭神の荒御魂(あらみたま)を比叡山麓にある下鴨神社の摂社、御蔭神社から下鴨神社に迎える重要な神事で、葵祭の3日前に行われるそうです。

御蔭祭の行列は下鴨神社の神職や氏子ら約230人からなります


 狩衣にフタバアオイの葉で飾り付けた烏帽子姿の神職や氏子ら約230人が、神馬を中心に荒御魂を迎える参列を連ね午前9時過ぎに、下鴨神社を出発しておよそ5キロ離れた御蔭神社に向かいました。

行列の参列者はみなフタバアオイを頭に飾っています


 御蔭神社では荒御魂を神馬に移した後、途中摂社に寄るなどして約3時間半かけて下鴨神社の糺(ただす)の森に戻って来ました。
 糺の森内に設けられた「切芝」(きりしば)と呼ばれる祭場では、東国に由来を持ち、平安時代から舞われるようになった祭神をたたえる舞楽「東游」(あずまあそび)が行われ、神馬が見守る中、フタバアオイの葉を頭に飾った舞人6人が優雅な舞を披露しました。

糺の森に設けられた祭場で行われた「東游」の舞楽


糺の森に設けられた祭場で行われた「東游」の舞楽


舞人の衣装はとても美しいですね


新緑が清々しい糺の森で行われた切芝神事の東游


東游を見守る神馬は優しい眼差しです


 京都市上京区の管理栄養士、高岡宏子さんは「雅楽も踊りもゆったりとしていて心地よく癒されました。今と違う平安の時間の流れを感じることができました」と話していました。
 葵祭の行列は、15日午前10時30分ごろに京都御所を出発、堺町御門から丸太町通に出て河原町通を北上し、午前11時40分ごろに下鴨神社に到着します。
 下鴨神社では社頭の儀という神事を行い、午後2時20分ごろ出発、下鴨本通を北に向かい、洛北高校前を右折して北大路通に進み、北大路橋をわたって賀茂川堤の賀茂街道を上賀茂神社へと向かいます。上賀茂神社の到着は午後3時30分ごろとなる予定です。  (写真はすべて田中幸美)

 
葵祭の公式ホームページは、http://www.kamigamojinja.jp/kamosai.html



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