境内を彩る約3000本の紅葉はまるで錦繍を織りなすようです

《京都》もみじの永観堂で紅葉が見ごろ


 古来より「もみじの永観堂」と詠われる京都屈指の紅葉の名所、永観堂禅林寺(京都市左京区)の紅がの見頃を迎えています。

「永観堂の紅葉11月21日」③.jpg

さまざまな紅葉が楽しめる永観堂の境内

 

 約3000本のさまざまな種類のカエデが池泉回遊式庭園の周囲を鮮やかに彩り、多宝塔や御影堂などの堂宇と秋色を飾っています。

「永観堂の紅葉11月21日」⑨.jpg

池の水面には紅葉の美しい映り込みも見られます

 

 多宝塔まで上ってみると紅葉のはるかかなたに秋の京都の町を見渡すことができます。多宝塔までは歩いて約3分。ちょっときつい坂ですが、上る価値おおありです。

「永観堂の紅葉11月21日」⑩.jpg

多宝塔からの眺めは抜群です

 

 今年は、冷え込みの後に温暖な日が続き、色づき具合にばらつきがあるため、赤も黄色もグラデーションが楽しめるそう。

「永観堂の紅葉11月21日」⑦.jpg

境内のかわいらしいお地蔵さまも紅葉を楽しんでいるよう

 

 日没後は670基のLED照明によるライトアップも行われ、深まりゆく秋の庭園がまばゆい光に包まれて、とっても幻想的。

永観堂ライトアップ試験点灯.jpg夜のライトアップは昼間とは違った雰囲気を醸し出します

 

 きっと今週末の3連休には多くの拝観客でにぎわうことでしょう。ただし、撮影した21日も開門前から約100人が並んでいたので、早めに入場することをお勧めします。(写真・文 田中幸美)

 

「永観堂の紅葉11月21日」⑧.jpg

紅葉した境内を歩くお坊様も絵になります

 

拝観料は午前9時~午後4時(5時閉門)は、大学生以上1000円、午後5時~午後8時30分(午後9時閉門)は、中学生以上600円。
 


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