Bリーグ公認の「B.LEAGUE FREAK」に任命された俳優・浅利陽介が、いま気になるプロバスケットボール選手に話を聞く。
天皇杯にオールスター、お正月も休みなし!
浅利: 今日は遠征中のホテルにお邪魔しました。お疲れのところありがとうございます! ところでチームのレジェンド折茂選手はお元気?
多嶋:めちゃくちゃ元気ですよ。とにかく気持ちが若い(笑)。
浅利:だと思った(笑)。さて、いよいよ年末年始ですが、バスケ選手ってこの時期も休みがないよね。
多嶋:そうですね。大晦日だけ休みで元旦から練習になるかと思います。年末もギリギリまでリーグ戦があるし、年が明けたら天皇杯にオールスターも。僕、オールスターは初出場なんですよ。
浅利: しかもホームタウンの北海道での開催! 気合が入りますよね。スキルズチャレンジにも挑戦するの?
多嶋:はい。今のうちに練習しとこうかな(笑)。
浅利:多嶋選手は、特技にファンダメンタル(ドリブル、パス、シュートなどの基礎テクニック)と書くほどだから、華麗なるテクニックの披露、期待しています! でも、特技がファンダメンタルって選手も珍しいよね。
多嶋:プロ選手には、身長や運動能力の高い人がたくさんいます。競争が厳しいんです。でも、最終的に生き残るのは、基礎がしっかりできている人だと思います。ファンダメンタルがしっかりしていれば、どんなチーム・環境でもやっていけるんじゃないかなと。
浅利: 多嶋選手は、基礎技術がちゃんとしているだけではなく、めちゃくちゃ運動量が多くて、スピードもある。でも、173cmとバスケ選手としては小柄じゃないですか。だから、フィジカルの強さについては、どう考えているのか聞いてみたかったんだよね。やっぱりもっと強くなりたいって思う?
多嶋: フィジカルが強くなると、クイックネスがなくなるというイメージってあったじゃないですか。しかもポイントガードは、そこまでフィジカルの重要度も高くないと考えられていた。でも、いまのBリーグはディフェンスもオフェンスもとにかくプレッシャーが強い。だから、フィジカルの強さは間違いなく必要なんです。トレーニングもしています。
浅利:やっぱりそうなんだ。
多嶋: プレッシャーが強いから、自分のプレーを簡単にはさせてもらえないんですよ。
浅利: 特技のファンダメンタルも、プレッシャーをかわすのに役立ちそうだよね。
多嶋: その通りです。ボールのもらい方も重要なんです。
浅利: 僕もファンダメンタル練習しようかな。いつもシュート練習ばかりだから…。じゃあ最後に、これはみんなに聞いているんだけど、休みの過ごし方を聞かせてもらえますか?
多嶋:僕、シーズン中の休みは、ほとんど何もしないです( 笑)。ごくたまに3 連休とかあるんですけど、急に休みになるとどうしていいのかわからない(笑)。
浅利:シーズンオフは?
多嶋:ここ2年くらいは、外に出なきゃと思って旅行に行くようにしています。
浅利: ゆっくり休めるのはまだ先だと思うけど、後半戦も頑張ってください。天皇杯とオールスターも活躍期待してますねー!
《今月のゲストは…》

レバンガ北海道 多嶋朝飛
1988年10月8日生まれ。北海道出身。身長173cm。ポジションはポイントガード。北陸高校、東海大学を経てリンク栃木ブレックス( 現宇都宮ブレックス)に育成選手として入団。2013年、レバンガ北海道へ移籍。
《インタビューを終えて…》
ポイントガードは、チームの司令塔。だから、普通はぐいぐい引っ張っていくタイプの選手が多いんだけど、多嶋選手はちょっと印象が違いました。物腰もすごく柔らかいし、ほかの選手と比べても群を抜いて真面目な選手だという印象を受けましたね。

あさり ようすけ
俳優。2018年よりBリーグ公認「B.LEAGUE FREAK」に就任した、筋金入りのバスケファン。現在、テレビドラマをはじめ、映画や舞台の話題作にも多数出演。撮影前日に台本を読むと、いろいろ考えて寝られなくなっちゃうタイプです