「サン・ジョヴァンニ・ディ・フィオレンティーニ聖堂計画案」カーサ・ブオナローティ蔵 ©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti

《新橋》巨匠ミケランジェロ 建築家としての偉才に触れる


 建築家としてのミケランジェロに光を当てた「ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝」が、港区東新橋の「パナソニック汐留ミュージアム」で開催されています。会場はミケランジェロが大きな影響を受けた古代ローマの遺跡をモチーフにデザインされ、1475年にイタリア北部フィレンツェ共和国で生まれたミケランジェロによる真筆の素描や書簡35点を含む約70点が展示されています。

 ルネサンス期に活躍した巨匠の名前にちなんだ第1章「ミケランジェロ・ブオナローティ」では、ヤコピーノ・デル・コンテが1535年頃に描いた作品を基にマルチェッロ・ヴェヌスティが制作したとされるミケランジェロの肖像画や彫刻家、レオーネ・レオーニがミケランジェロに宛てて書いた手紙などで、「神のごとき」と称えられた天才の生涯を概観。第2章「ミケランジェロとシスティーナ礼拝堂」では、バチカンのシスティーナ礼拝堂にある史上最大の天井画のためにミケランジェロが描いた「<クマエの巫女>のための頭部習作」や、天井画の20年以上後、礼拝堂にある祭壇正面・壁画の制作中に描かれた「背を向けてひざまずく男性裸体像習作」などで、ミケランジェロの創作過程に迫ります。

 メーンとなる第3章「建築家ミケランジェロ」では、フィレンツェ時代に取り組んだラウレンツィアーナ図書館の立面図や、サン・ロレンツォ・ファサード計画の立面図、ローマ時代のサン・ジョヴァンニ・デイ・フィオレンティーニ聖堂計画案や、ピア門の立面案など12の建築作品の素描や模型、写真、コンピューター・グラフィックス映像で、建築家としての全貌を紹介。新しい装飾の表現形式や、彫刻と建築が一体となった独特の空間表現で同時代の人々を驚かせたミケランジェロの偉業が浮かび上がります。

8月28日まで。

開館時間:10:00~18:00 

休館日:水曜日、8月12日~18日

入場料:一般1000円

http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160625/index.html


「システィーナ礼拝堂天井画〈クマエの巫女〉のための頭部習作」1508-1510年、トリノ王立図書館蔵 ©Torino, Biblioteca Reale


「ラウレンツィアーナ図書館、閲覧室から玄関室への扉口案」1526年頃、カーサ・ブオナローティ蔵 ©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti


第2章「ミケランジェロとシスティーナ礼拝堂」の展示





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