《今日も恋するARTガイド》没後10年 ナムジュン・パイク展(後期)『 2020年 笑っているのは誰 ?+?=??』


恋愛不器用で何かとこじらせがちな女子、「空回りちゃん」。
そんな乙女の恋するハチャメチャ劇場を入り口に、オススメのアートをゆる〜くご案内します。

テクノロジーがつなぐものって何だろう?

画面の向こうの恋人がすぐそばにいるように感じた空回りちゃん。社会を激変させてきたテクノロジーは、私たちの世界のとらえ方にも影響を与えてきたのかもしれません。ワタリウム美術館で個展を開催中のナムジュン・パイクは、デジタルメディアのそんな側面に黎明期から着目し、テクノロジーを使って時間や生命、国際関係など普遍的なテーマを探求したアーティスト。ネット普及以前にパフォーマンスの同時配信で世界をつなぎ、人間とロボットの差異を埋めようとロボットの「家族」をつくるなど、ときにはユーモアをもって、鋭いまなざしで人間や社会のあり方にアプローチします。


没後10年ナムジュン・パイク展(後期)『2020年笑っているのは誰?+?=??』

会場:ワタリウム美術館(渋谷区神宮前3-7-6)
会期:1月29日(日)まで
開館時間:11:00~19:00(水曜日は21:00まで)休館日:月曜日

ナムジュン・パイク「ユーラシアのみち」1993

黄身子

東京藝大に通う傍ら、某美術雑誌の編集アシスタントとしても活動中。Twitterでは“自意識過剰と恋愛不適合をゆるコミカライズする漫画”「毎日シンドローム」を連載。
@mososetsunight





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