《今日も恋するARTガイド》N・S・ハルシャ『N・S・ハルシャ展 :チャーミングな旅』


恋愛不器用で何かとこじらせがちな女子、「空回りちゃん」。
そんな乙女の恋するハチャメチャ劇場を入り口に、オススメのアートをゆる〜くご案内します。

世界の中のわたしを見て!

 大きなキャンバスいっぱいに描かれた、たくさんの人、人、人……。インドの現代アーティスト、N・S・ハルシャが描く1枚の絵には、食べたり眠ったり、同じ動作をしている何百人もの人々が整然と並んでいます。遠目から見ると一見同じような人物が集まっているだけのようにも見えますが、近くでよく見ると肌の色や年齢、しぐさや表情が一人ひとり違い、個性豊か。思わず、絵のなかのキャラクターについて想像を巡らせながら、見入ってしまいます。わたしたちが暮らす世界を構成しているのは、かけがえのない一人ひとり。ハルシャが描く作品は、そんなことを思い出させてくれます。

N・S・ハルシャ『N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅』

会期:6月11日(日)まで
会場:森美術館(港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階)
開館時間:10:00~22:00(火曜日は17:00まで/入場は閉館の30分前まで)
休館日:会期中無休

N・S・ハルシャ《 ここに演説をしに来て》(部分)2008 年 アクリル、キャンバス 182.9 ×182.9 cm(×6)


illustration&text: 黄身子

東京藝大に通う傍ら、某美術雑誌の編集アシスタントとしても活動中。Twitterでは“自意識過剰と恋愛不適合をゆるコミカライズする漫画”「毎日シンドローム」を連載。

@mososetsunight





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