《今日も恋するARTガイド》『写真都市展 −ウィリアム・クラインと 22世紀を生きる写真家たち−』


街の空気をつくるのは?

 好きな人が暮らす街の風景写真に、彼の気配を感じとった空回りちゃん。その街独特の空気感は、そこに住む人たちによって生み出されるものなのかも? 六本木で開催中の『写真都市展』でも、さまざまな手法で“都市”の姿を映し出した写真作品が楽しめます。ニューヨークやローマを中心に世界中の都市に暮らす人々の表情を切り撮った写真家、ウィリアム・クラインをはじめ、10組の写真家たちが出展。象徴的な場所や建物は写っていなくても、その街特有の雰囲気が漂い、ついそこで生きる人たちに思いを馳せてしまいます。ただ目の前のものを写し取るだけではない写真の魅力を実感できる展覧会です。


写真都市展 -ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち-

会期:6月10日(日)まで
会場:21_21 DESIGN SIGHT(港区赤坂9-7-6)
開館時間:10:00~19:00
休館日:火曜日

ウィリアム・クライン+TAKCOM「ウィリアム・クライン+TAKCOM,2018」(photo:Masaya Yoshimura)





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