「春」1563年 マドリード、王立サン・フェルナンド美術アカデミー美術館蔵 ©Museo de la Real Academia de Bellas Artes de San Fernando. Madrod

《上野》「アルチンボルド展」 だまし絵に隠された知的独創性


 なんとも不思議な絵だ。近くで見れば単なる野菜や花を集めた絵なのに、少し離れると顔に見えてくる。視点を変えるとまるで違ったものが現れてくる。奇想天外な絵の作者は16世紀、ハプスブルク家の宮廷画家として活躍したジュゼッペ・アルチンボルド。日本で初となる本格的な展覧会が、東京の国立西洋美術館で開かれ、鑑賞者を幻惑させている。

 代表作は「春」「夏」「秋」「冬」からなる連作「四季」。季節の植物や果実を組み合わせて人物が描かれている。なかでも一段と華やかなのが「春」だ。シャクヤク、アイリス、ユリなど、赤や黄や白の大小さまざまな花がちりばめられている。その種類は80種にも及ぶという。野菜と果物からなる「夏」は、ナスやトウモロコシなど当時としては珍しい野菜が登場する。

「水」1566年 ウィーン美術史美術館蔵 ©KHM-Museumsverband


「庭師/野菜」クレモナ市立美術館蔵 Sistema Museale della Citt à di Cremona -Museo Civico ”Ala Ponzone”/Museo Civico ”Ala Ponzone”-Cremona, Italy



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