「空景」ペインティング。荒木は陽子の死後、バルコニーから西の空ばかり撮り続けていた。中央下の柵にチロの姿がある

《恵比寿》陽子と、また始まる 荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-


 世界的な写真家、アラーキーこと荒木経惟(のぶよし)(77)の愛妻で、平成2年に子宮肉腫(がん)により42歳でこの世を去った荒木陽子に焦点を当てた「荒木経惟 センチメンタルな旅1971-2017-」展が、東京都写真美術館で開かれている。表題は昭和46(1971)年7月の新婚旅行を記録した、自費出版の写真集からとられた。

 「ここが出発点。陽子がオレを写真家に育ててくれた。ずっと生理と本能で撮り続けてきたから、後から写真を見て、今も気付かされることが多いのよ」

 「写真」とは、「結婚」とは、何か。古びることのない大量の銀塩写真が“直球”を投げかけてくる。

 2人の出会いは昭和43年。大手広告代理店「電通」のカメラマンだった荒木が、社内報撮影で訪れた文書部タイプ室に陽子がいた。都立白鴎高校を卒業して入社2年目。もっさりとした前髪を行儀よくピンで留めた素朴な女の子に「何かある」と直感した荒木は、彼女をセンターに座らせてカメラを構える。

結婚前。ある日のデートで突然、ベリーショートに髪を切って現れた陽子


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