そこまでやるか。
自分の常識や想像を超えるクリエーションに出会ったとき、人は驚嘆し、多くの場合、尊敬を込めてこう言う。
その名も「そこまでやるか」展がいま、2121デザインサイト(東京都港区)で開かれている。国内外8組のアーティスト・建築家による壮大なプロジェクトを紹介。それらは「自分自身が見てみたい」などと、作家の単純な動機から始まるのだが、不可能を可能にする強い信念に、感動をおぼえずにはいられない。
湖面を渡る浮橋は全長約3キロ。クリストとジャンヌ=クロード(米国在住)は昨年6月、イタリア北部のイセオ湖に、岸から湖上の島へ歩いて渡れる「フローティング・ピアーズ(浮かぶ桟橋)」を出現させた。高密度ポリエチレン製の“浮き”でできた橋は、鮮やかなサフラン色の布で覆われ、同じ布で覆われた湖畔の道とともに、幾何学的な線を風景の中に描き出した。半月限定だったが、120万人以上が波打つ橋の上を歩いて楽しんだという。
