英BBCは27日までに、21世紀の映画ベスト100を発表。デヴィッド・リンチ監督のネオ・ノワール・ミステリー作「マルホランド・ドライブ」が1位に選ばれました。BBCや英紙ガーディアンが伝えました。
この作品には、英女優 ナオミ・ワッツさんや英俳優 ジャスティン・セローさんらが出演。興行的に成功したとは言えませんが、公開当時から批評家の高い評価を受けていました。ワッツさんが女優志望のベティを演じた本作は、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞、アカデミー賞監督賞にノミネートされましたが、受賞を逸しています。
2位は、香港出身の俳優 トニー・レオンさん主演の「花様年華」で、英俳優 ダニエル・デイ・ルイスさんがアカデミー賞主演男優賞を獲得した「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」が3位にランクインしました。
宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が4位となり、アニメ作品で唯一、ベスト10入り。5位はリチャード・リンクレーター監督の「6才のボクが、大人になるまで。」でした。
BBCは今回、世界36カ国、177人の映画批評家に、過去16年間に公開された映画に対する投票を依頼。詳しい集計方法は明らかにされていません。
デヴィッド・リンチ監督 ©iStock.