最近、「Bean to Bar」と呼ばれるカカオ豆をコーヒー豆のように自らローストし、チョコレートにするのがブームになっていることは、前回の《いよいよブーム到来!2017年バレンタインチョコレートのトレンドワードは「Bean to Bar」で決まり》で書きましたが、今回、紹介するのは「Tree to Bar」です。「Bean to Bar」は「カカオ豆(Bean)から板チョコ(Bar)へ」ということですから、「Tree to Bar」とは、「カカオの木(Tree)から板チョコ(Bar)へ」の意味です。つまり、カカオの生産地で、木の実からチョコレートになるまで、カカオ豆を出来るだけ移動させずに加工する究極の製法なのです。
下の写真は、カカオの木。黄色のフルーツがカカオの実「カカオポッド」で、チョコレートの原料になるカカオ豆は、この果実の種の部分です。

フレッシュなカカオポッドを割ってみると、みずみずしく、白くて甘い果肉にカカオ豆が包まれています。1つのカカオポッドには20~50粒ほどのカカオ豆が入っています。このフレッシュなカカオから発酵、乾燥、焙煎という工程を経て、宝石のようなチョコレートが誕生するのです。

≪「Tree to Bar」の何が究極なの?≫
ほとんどのチョコレートメーカーは、熱帯の産地から原料であるカカオを輸入してチョコレートを製造してきました。しかし、加工するまでに、カカオ豆を何度も移動させるため、豆本来の風味がどんどん落ちてしまいます。このため、「カカオを木から育て、産地でチョコレートに加工する」という製法は、限りなく〝自然〟に近いということ。つまり、〝カカオ豆に負担をかけず、本来持っている生命力や素材の味を最高の状態でチョコレートに表現できる〟作り方なのです。
Biople by CosmeKitchenが自信をもってお勧めする「Tree to Bar」のブランドは『PACARI(パカリ)』。『PACARI パッションフルーツ』は、酸味と甘みの絶妙なバランスが特徴で、口に入れた瞬間からトロピカルな味に圧倒されます。
『PACARI』は、2002年にエクアドルで誕生したブランドで、ブランド名は、エクアドルの先住民 ケチェ族の言葉で「自然」を意味しています。家族経営の会社ながら、ロンドンで毎年、開催されている「インターナショナル・チョコレート・アワーズ」で12年から4年連続金賞を受賞し、今や世界中から注目されているチョコレートブランドへと急成長を遂げています。創業者のサンティアゴ・ペラルタ氏は「生産者と一緒にカカオ豆を収穫するなど、多くの時間を彼らと畑で過ごし、コミュニケーションをとっています」と生産者のニーズに耳を傾ける重要性を指摘します。

「Tree to Bar」は、カカオ生産者の想いがそのまま1粒のチョコレートから伝わる、温かみのあるチョコレートです。そんな愛情の詰まったチョコレートをぜひ、じっくりと味わってみてください。
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