ビヨンセ ©Getty Images

ビヨンセ、米紙USAトゥデーの選ぶ今年の「ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー」に

音楽, カルチャー

 米紙USAトゥデーは25日、今年の「ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー」に、米歌手 ビヨンセを選出したと発表しました。

 ビヨンセの2016年は、2月に出演した米NFLスーパーボール・ハーフタイムショーに始まり、12月のグラミー賞(授賞式:17年2月12日)最多9部門でのノミネートで幕を閉じました。また、この間、4月にはアルバム「Lemonade」をリリースし、4月から10月まで世界ツアーを実施。今年の成功は疑いようがありません。

 ビヨンセの対抗馬としては、アルバム「Views」が米ビルボードチャートで13週連続1位を獲得するなど大ヒットしたカナダのラップ歌手 ドレイクや、アルバム「The Life of Pablo」やツアーに加え、ファッション界でも成功を収めた米ラップ歌手 カニエ・ウェストが挙げられるでしょう。しかし、批評家によるアルバムの評価はビヨンセの方が高く、ポップなヒット曲のパレードというより、豪華なオーディオ・ビジュアル体験のできる作品として仕上がっている「Lemonade」は、音楽界の本流を拒否しながらも、メーンストリームに君臨しています。このことは、グラミー賞ノミネート数をみれば明らかです。

 また、ビヨンセは今年、黒人の人権問題などに対して積極的に発言するなど、同世代を代表するオピニオンリーダーの一人としての地位も確立。16年をリードしたミュージシャンとしてふさわしいと言えるでしょう。

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