《cellophane leaves of red and green》 2016、65.0 x 46.0 cm

《六本木一丁目》小動物や風景をシンプルな構成で描いてきたムラタ有子が「白鳥」に挑戦した作品を展示


 小動物や風景をシンプルに、質感あふれるタッチで描いてきたムラタ有子さんが、新たなモチーフ「白鳥」にチャレンジした作品を集めた個展「bohemians」が、港区六本木のGALLERY SIDE 2で開催されています。

 ムラタさんは2002年頃から、ヨーロッパの古本屋で見つけたポストカードや観光パンフレットなどにあった写真を基にし、そこから「色を引き」、シンプルな構成で、一見すると「地味な」風景などを描いてきました。ただ、そこには、彼女が大切にする「ありふれたもの」や「見過ごされがちなもの」に対する視点が伺われていました。

 そんなムラタさんは12年の暮れから、試行錯誤しながらも白鳥を主題にした作品を制作しています。白鳥を選んだ理由は「渡り鳥としての力強さやボーダレスな自由さに憧れたため」。そして、白鳥を描くことによって、作風も大きく展開しています。

 これまで、小動物や富士山などキャンバスの中の主人公は1つでしたが、白鳥を描いた作品では、白鳥とリンゴの木など主役が複数登場。色使いも以前よりカラフルになっています。ただ、日本画の影響を受けている彼女の筆使いなど、チャレンジ前の特徴も垣間見えます。

 会場には、白鳥シリーズの油彩14点に加え、シリーズ前の作品も展示。ボヘミアンへの憧れを自身に託し、変貌を遂げるムラタさんの世界を体感できる展覧会です。11月25日まで、入場無料。

《red apples》 2015、60.0 x 50.0 cm


《bohemians (three girls)》 2014、46.0 x 38.0 cm


《幻》 2016、45.0 x 38.0cm


《bohemians (blueberry)》 2015、33.3 x 24.2 cm


ムラタ有子「bohemians」

会場:港区六本木3-3-5 GALLERY SIDE 2

開廊時間:12:00~19:00 

休廊日:日曜・月曜・祝日






終わり


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