「夜廻り猫」1巻

深谷かほるさん『夜廻り猫』 言葉をしゃべる半纏姿のネコ

, カルチャー

 「泣く子はいねが~。むっ、涙の匂い!」。悲しみにくれる人の元に、ある日こんな声が届く。現れたのは、人の言葉をしゃべる半纏(はんてん)姿のネコだった-。名もなき普通の人たちががむしゃらに生きる姿や、家族らの「無償の優しさ」などが描かれた人情もの漫画だ。

 「生きるということは、誰でも傷ができ、弱っていくということ。読んでくれる人に、『少しでも元気を出してほしい』と思いながら描いています」

 物語は1話完結型。毎回異なる悩みを抱えた人が登場し、家族の死や失業、健康上の不安などを主人公のネコ(名前は遠藤平蔵)が聞く。別に問題を解決してくれるわけではないのだが、ただ愚痴を聞いたり、黙って寄り添ってくれたりする。セリフの一言一言が、不思議と心に染みる。

「夜廻り猫」作者の深谷かほるさんと愛猫のマリ


続きは、http://www.sankei.com/entertainments/news/170820/e...


TAGS:#漫画#猫

, カルチャー


この記事をシェアする

LATEST POSTS