シカ、イノシシ、山鳩…とジビエを愛する食通は多いが、世界にはまだ、めくるめく肉食文化がある。
100を超える国と地域を訪ね歩く中で遭遇した“へんな肉”はラクダ、キリン、リャマにアルパカ、アルマジロ、イグアナなど総勢21種。見た目がグロテスクな料理も「好奇心が強いので、もしかしたらおいしいかも、と思ってしまうんですよね」。肉を通して人々と交わり、世界を見る切り口が面白い。
オススメは、南米グアテマラで食べた「アルマジロのブラウンシチュー」。店主に調理前の肉塊を見せてもらうと、殻と同じ蛇腹の筋が、身のゼラチン層にもついて、まさにアルマジロだったそう。「煮込むとふわふわでおいしいんです。豚の角煮みたいな感じで」
逆に最もまずかったのが、バルト三国はリトアニアで出合った「ビーバーのプラム煮込み」。川魚のような臭みがすごいとか。
