本業は音楽ライターである。湯川れい子さんの下で修業を積み、数々のロックスターを取材してきた。そんな和田さんが上気した顔で「キース・リチャーズより(力士の)高安のほうがずっと色っぽい」とのたまう。
思わず「あの毛むくじゃらの!」と返すと、「高安の体は《オレを見ろ!》と誘惑を仕掛けてくるよう。常に裸をさらすことで生まれる色香が全身から匂い立っている。テディベアに似せた高安のぬいぐるみを作ったらきっと売れると思うんだけど。相撲協会さん、考えてくれないかな」と和田さん。かように男と女の相撲を見る目はまったく異なるのだ。
見るだけでは飽きたらない和田さんは、若翔洋の指導まで受けて北海道福島町で開かれている女相撲大会に和田翔龍のしこ名で出場、押し出しで1勝をあげる。その顛末(てんまつ)はぜひ本書でお読みいただきたい。
