昨年頃から耳にする機会が増えてきたチョコレートに関連するワード「Bean to Bar(ビーントゥバー)」。最近では大手メーカーの販売するチョコレートのCMでも聞かれるようになりましたが、皆さんはこの言葉の意味を知っていますか?
「Bean」はカカオ豆、「Bar」は板チョコの意味。「Bean to Bar」とは、チョコレートの原料であるカカオ豆から板チョコになるまでの製造工程のことで、豆の選別から、焙煎や摩砕、成形までの全工程を一貫して行うことにより、豆本来の風味を最大限に引き出すことが出来るのが特徴です。「Bean to Bar」チョコレートは、作り手のこだわりを堪能できる、なんとも贅沢なものなのです。
今回は、今季、Biople by CosmeKitchenが注目している「Bean to Bar」の3ブランドを紹介します。
まずは、カカオ豆本来の味が楽しめる『MAROU(マルゥ)』。「ハイクオリティのチョコに混ぜものなんていらない」という生産者の言葉通り、1つの産地のカカオから1つのチョコレートを作る“シングルオリジン”にこだわるブランドだからこその、酸味や芳醇さなど、カカオ豆のその産地特有の風味が楽しめます。一押しは、これまで“シングルオリジン”によるダークチョコレートにこだわり続けてきたMAROUの新作で、ブランド初となるフレーバー入りのチョコレート「ベンチェ・ココナッツミルク55%」。レーズンを思わせる強めの酸味を持つベトナム南部ベンチェ省産のカカオと天然ココナッツの甘くまろやかな風味が絶妙なバランス。同じカカオ豆を使った「ベンチェ78%」との食べ比べも、味の違いを感じるのにお勧めです。

MAROUの「ベンチェ・ココナッツミルク55%」(右)と「ベンチェ78%」
チョコレート1枚ごとに個性を感じたい人には『Zotter(ゾッター)』。パッケージがカラフル&ユニークなだけでなく、高品質のカカオ豆100%の「これぞゾッター究極のBean to Bar」というダークチョコレートから、フルーツやナッツ、洋酒、スパイスなどのハーモニーを味わえるスイーツ感覚のフィリングタイプチョコレートまで幅広く展開しているので、きっとお気に入りの1枚が見つかるはずです。 紹介するのは、ゾッターの原点ともいわれるチョコレート“ハンドスクープバー”。『チアシード・ナッツパワー』は、アーモンドとクルミの香ばしくリッチな味わいで、チアシードの食感も楽しいスーパーフードチョコレート、『プラムマジパン』は、ラム酒に寝かせたプラムの芳醇な香りにしっとりとしたマジパンがよくマッチしています。

希少価値の高い「Bean to Bar」のチョコレートを食べたいなら『DOMORI(ドモーリ)』。世界のカカオ総生産量の0.001%に満たない“クリオーロ種”を絶滅の危機から復活させた、品種別カカオ研究の第一人者、ジャンルーカ・フランゾーニ氏の〝傑作〟といわれているブランドです。香りが豊かで苦味が少なく、とてもなめらかな6種のクリオーロビターチョコレートがBOXになっている『カカオクリオーロ』と、産地の異なるハイカカオの“シングルオリジン”チョコレート6種を集めた『シングルオリジンズ』は是非、試してほしい逸品です。1度に少しずつ、違うカカオ豆を味わえるお得なアソートBOXは、自分にあった豆を探す「Bean to Bar」チョコレートの入門編にピッタリです。

ワインやシャンパンのお供にもなる、こだわりのある大人のための「Bean to Bar」チョコレート。紹介した3ブランドの製品を口に運べば、きっとあなたも「Bean to Bar」チョコレートの虜になるはずです。
Biople by CosmeKitchenが提案する、毎日のチョコレート習慣「チョコレート ビューティー」。質のいいチョコレートを、チョコっとずつ続けてみてください。
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