効果的なダニ対策 人が居座る場所を重点的に攻めろ!

ビューティー

 前回は、ダニ対策に関する意識調査結果やダニの種類についてお伝えしました。今回は、家の中に潜むダニの生息スポットや効果的な掃除方法について紹介します。

≪家に潜むダニスポット≫

 家の中でダニの温床となりやすいのは、人の滞在する時間が長い場所や、接触頻度が多い場所とアイテムです。また、住まいに多く潜むチリダニのエサは『人から剥がれ落ちたフケや皮膚の角質』といわれており、それらが溜まりやすいベッドなどの寝具類や布製のソファ、クッション、敷物、畳などを重点的に掃除する必要があります。

 そのほか、湿気がこもりやすいクローゼットや押入れ、タンスの中などでも増殖しやすい傾向にあります。そして、ハウスダストには、アレルギーの原因とされるダニの死骸や糞が多く含まれている可能性があるので、そちらもしっかり除去しましょう。

≪ダニ対策の3カ条≫

① ダニを増やさない環境にする

アレルギーの原因となる死骸や糞をしっかり除去する

部屋中を効率的に掃除する

 ダニは爆発的な増殖力を持っているので、ダニが増えにくい温度や湿度に環境を整えること、そして、住処をなくすことが大切です。ダニを殺しただけでは、死骸や糞が残っています。掃除機等で残っている死骸や糞を除去しなければなりません。ハウスダストは、室内の様々なところに浮遊しています。効率的に掃除して、ダニやホコリをきちんと除去しましょう。

≪ダニを確実に減らす効果的な掃除方法≫

◎汚染が多い場所を重点的に

 人の滞在時間が長い寝室、そして、接触頻度の多いものへの対処・対策が重要です。

◎住まいからダニを減らす掃除機がけ

 掃除機がけは、『生きているダニ』『ダニの死骸や糞』『ダニの餌となるホコリ』を吸い取ることに役立ちます。

◎掃除機は適切なノズルを選ぶ

 床用、布団用、隙間用など、掃除をするインテリア用品に合わせた適切なノズルを使いましょう。

◎掃除機でしっかり吸引

 ノズルは密着させてゆっくりと移動させます。床や寝具では、1㎡あたり20秒以上の時間をかけ、丁寧にホコリを吸い取りましょう。

◎敷物に掃除機をかける際は注意

 カーペットなどの毛足があるものへの掃除機がけは、潰れた毛足を起こすようにノズルを動かします。敷物の下でダニが増えていることもあるので、敷物の裏面や敷物の下の床面にも時折、掃除機をかけましょう。

◎換気も忘れずに

 掃除を行う際、窓を開けて換気をします。舞い上がったホコリが屋外に排出されるよう、2カ所以上の窓を開け、住まい全体で風の流れを作りましょう。


 いかがでしたでしょうか。普段、目には見えませんが、効果的な掃除機がけでアレルギーの原因となるダニの死骸や糞を含むハウスダストをしっかり除去すれば、くしゃみや咳などダニアレルギー症状の軽減につながるかもしれません。

 ダニの寿命は約3カ月といわれています。何も対策をしなければ、6月頃から増え始めたダニは9~10月頃に死滅し、その死骸や糞の量はピークを迎えます。今からダニ対策を徹底して行い、ダニの増殖に歯止めをかけましょう!



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