1月に死去した英歌手、デヴィッド・ボウイ(享年69)が最後にスタジオ録音したという未発表音源が入ったアルバム。きょう21日に発売される。哀愁を帯びた歌声はロック界を牽引(けんいん)してきた貫禄を感じさせる。
ボウイの曲を中心に組み立てられたミュージカル「ラザルス」の劇中歌も収録。このミュージカルは昨年から今年にかけて、米ニューヨークで上演され、キャストらはボウイが死去した翌日にスタジオ録音したという。力強い歌声からは、ボウイの遺志を引き継ぐ決意が感じられた。
ボウイの未発表音源は「ノー・プラン」「キリング・ア・リトル・タイム」など3曲。来年1月8日から東京で大回顧展「DAVID BOWIE is」も開催されるが、その時期にまた聴きたくなりそう。(竹)