【アーカイブ配信】
0:03:31~ 第1部 知識をアップデートする-学び直したい女性のカラダのこと-
0:57:38~ 第2部 我慢しない、させない環境作りのヒント-企業や社会、家庭や職場でできること-
※視聴者プレゼントの申込は終了しています
■合言葉は“ざっくり” 女性の健康課題を考える1日
3月8日は「国際女性デー」でした。1904年にニューヨークの女性労働者が参政権を求めてデモを行った日で、1975年に、女性が平等に社会参加できる環境づくりを呼び掛ける日として、国連が制定しました。春を告げる花で、黄色く鮮やかに咲くミモザは、国際女性デーを象徴する花としても知られています。
そして今年の3月8日に、フェムケアプロジェクトでは、初のオンラインイベント「意外に知らない女性のカラダのこと-家庭や職場で役立つ思いやりの基礎知識-」を、プロジェクトのTwitterアカウントから配信。ミモザに囲まれたスタジオで、専門家やフェムテック企業の方々の協力を得ながら、女性のカラダについて正しい知識を得て、相互理解を深めることの大切さを語り合いました。
第1部「知識のアップデート」では、メトロポリターナ2月号「思いやりの基礎知識-生理ってどういうこと?」にも登場いただいた産婦人科医・高尾美穂先生に、男女の性差の違いや、生理周期のバイオリズムやそれにともなう不調の原因などを5つのポイントで解説いただきました。高尾先生は「知ることは、他者に対する想像力や思いやりを持てたり、“転ばぬ先の杖”として将来の自分自身への選択肢につながる」から、男女を問わず「ざっくりでいいから知ってもらいたい」と呼びかけました。
後半の質問コーナーでは、事前に集まった質問から、メンタル不調への対策、ピルの正しい知識、更年期への不安、子をもつ親の教育の話、男性はどうしたらいいかなど、多岐にわたる疑問に対し、さまざまな立場の参加者にも自分事化しやすいようなヒントをもらいました。

■参加者の99%が「関心・意識高まった」と回答
第2部「我慢しない、させない環境づくりのヒント」では、家庭や職場に視点をうつし、女性の健康サービス「ルナルナ」などを運営するエムティーアイ・執行役員の日根麻綾さんと、妊活・不妊治療の情報をLINEで提供するサービス「ファミワン」代表の石川勇介さんとともにディスカッションを行いました。数々の企業研修にも携わっている日根さんからは、女性の健康課題をテーマに企業が従業員向けに行う研修には、なかなか知る機会が少ない男性にとって「家庭や学校に続く『第3の学びの場』になる」と、その重要性について教えていただきました。妊活の福利厚生をサービスとして提供している石川さんからも、従業員同士が互いの理解を深め共通認識をもてることで、支えられる側のメリットのみならず、声掛けのしやすさや、円滑なコミュニケーションにつながるなど、支える側にも効果があるといったお話がありました。

本イベントの事後アンケートでは、回答した106名の99%が、女性特有の健康課題について関心・意識が高まったと回答(※)。「男性に理解してもらうために必要なことや言葉使いを学ぶことができた」「周りの友人や同僚とも話す機会が増えるといいなと思った」のほか、Twitter上では「誰もが自分らしく気持ちよく過ごせるようにみんなに見てほしい」「婦人科に行こうと背中を押されました」など、シェアの輪が広がっています。
フェムケアプロジェクトでは、今後も、性別や世代を超えた理解を推進するためのイベントを企画していきます。
※3月8日~31日 回答数106人「女性特有の健康問題についての関心・意識は高まりましたか」に対し「非常に高まった」67.9%「まあまあ高まった」31.1%。