「ゴースト・ティーン」2009年 インクジェット・プリント

《恵比寿》アピチャッポン・ウィーラセタクン個展「亡霊たち」 暗闇に潜む“見えざる力”


 カンヌ国際映画祭で最高賞に輝いた映画監督にして、世界各地の美術館で引く手あまたの映像作家。映画と現代アートの双方から注目を集めるタイの鬼才、アピチャッポン・ウィーラセタクン(46)の勢いが止まらない。その作品は個人の体験や記憶に根ざしつつ、タイ社会の変化を必然的に反映する。静謐(せいひつ)で叙情的な映像の奥深くに潜む社会的、政治的側面に焦点を当てた個展「亡霊たち」が東京都写真美術館(目黒区)で開かれている。(黒沢綾子)

 歯をむき出しにしたグロテスクな仮面は、タイのマーケットで偶然見つけたものという。壁一面に引き延ばされた写真作品「ゴースト・ティーン」。本展のキーワード「ゴースト=亡霊」は、視覚・映像メディアを通して現れるイメージそのものを想起させると同時に、政治や歴史の中に潜む“見えざる力”を暗示する。

「灰」2012年 シングルチャンネル・ヴィデオ 東京都写真美術館蔵  仲間や恋人との日常を記録した映像に、タイ社会の暗部ものぞく


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