女優・黒木瞳が、はじめて出演、構成、演出まで手掛けるトーク&ショータイム「ハート・ハート」を開催

カルチャー, 演劇

女優、黒木瞳が12月28日、29日に東京・品川プリンス クラブeXで令和初のトーク&ショータイム「ハート・ハート」を開催する。自ら出演し、構成、演出を手掛けるのは初めてで、またひとつ新たな扉を開く。

 約3年ぶりのショーステージ。年末にふさわしく、歌に踊りに華やかなステージを繰り広げる一方で、今回の目玉のひとつが、事前に今年楽しかったことや悲しかったことなどの出来事を一般公募し、黒木が朗読するコーナーだ。手紙は2日間3公演で20代~70代までの全9通を披露する。手紙が選ばれた人は、招待するという。

 「すべての手紙の最後には感謝の言葉が書かれていたんです。誰かにありがとうを伝えたいって…感動しました。お客さまには同じ空間で(手紙の内容を)一緒に共有していただき、明日も頑張ろうってポジティブな気持ちになっていただけたら。好評だったら毎年やりたい」と思いを明かす。

 ステージには桜乃彩音、鳳翔大、舞風りら、悠未ひろ、ら多くの宝塚OGの後輩が出演する。さらに、豪華スペシャルゲストも。28日に東京03の飯塚悟志、29日には10月に宝塚歌劇団を退団したばかりの前星組トップスター、紅ゆずるが登場し、〝宝塚の美〟が公演を彩る。

 「宝塚は愛がテーマ。今回の『ハート・ハート』という〝心〟を大事にしたい公演とも重なります。ショーはパリの香りがするような内容ですし、純粋に楽しんでいただけたら」とアピールした。

 女優業にいそしむかたわら、2016年に「嫌な女」で映画監督デビュー。今年6月には、東京・伊勢丹会館の劇場型フラメンコレストラン「GARLOCHÍ(ガルロチ)」でフラメンコショーの演出を担当した。来年も映画監督第3弾が控える。

 女優業においても、監督・演出業においても、「いくつもの縁を感じます」と話す。日々を積み重ね、偶然が〝出会い〟を生むー。「来年もいつも通りにしていきたい」とコメント。人と人とのつながりを大事に、今後もエンタメ界で確かな足跡を刻んでいく。

 

公演の詳細は、公式サイト(http://www.zen-a.co.jp/heart-heart/)で。

 

《プロフィール》

黒木瞳(くろき・ひとみ) 10月5日、福岡県生まれ。1985年に宝塚歌劇団を退団後、女優に転身し、映画やドラマ、舞台などで活躍中。2014年からはニッポン放送「あさナビ」(月~金曜前6・43)のナビゲーターを務めている。16年に「嫌な女」で映画監督デビュー。17年には初の短編映画監督作「わかれうた」が公開された。受賞歴は日本アカデミー賞最優秀主演女優賞(1998年)など多数。



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