『盆の国』 著:スケラッコ 630円 リイド社(トーチコミックス) 『サザエさんの東京物語』 著:長谷川洋子 590円 文藝春秋社

《いか文庫 本日は閉店なり》お盆は、帰らなイカ?


エア本屋の「いか文庫」。閉店後の店内で交わされる店主とバイトちゃんのイカした会話、本のお話。


店主(以下 店) :お疲れさま〜。

バイトちゃん(以下 バ) :お疲れさまです!店主、週末からお盆休みをもらいたいんですけど…。

店:あ、実家帰る? いいよ〜。

バ:お盆にまつわる漫画を読んでいたら、「実家に帰らないと」って思って。たまには私も本の紹介をしてもいいですか? 

店:おぉ!もちろん! 

バ:スケラッコさんの『盆の国』という漫画です。

店:スケラッコさんって、あの、イラストレーターの? 

バ:私たちが愛用している、いかブローチの作者さんでもあります。

店:漫画が出たんだねー!『盆の国』、どんな話なの? 

バ:お盆の間だけ、ご先祖さまの姿がみえる女の子の話なんです。「このままずっとお盆だったらいいのに」って、ふと考えたことが、現実になってまって。見えちゃうんですよ、亡くなったその子のおじいちゃんやクラスメートが。

店:ふんふん、ちょっと怖いけど、会いたい気持ちはわかるかも。

バ:いろんな人たちが生前暮らしていた家に帰って来るんですが、未練があって帰って来る人もいれば、家族の様子を微笑ましく見守っている人もいて。そんな故人の思いに触れて、お盆は毎年実家に帰って、ちゃんと仏壇に手を合わせなきゃなぁって思ったんです。

店:読みたい!読まなきゃ。

バ:ぜひ!店主はお盆で思い出す本って何かありますか? 

店:私はお盆というと家族を連想するから、家族の本だね。

バ:どんな本ですか? 

店:サザエさんの作者、長谷川町子さんの妹さんが書いた『サザエさんの東京物語』っていう本です。長谷川町子さんて、3姉妹だったそうなんだけど、お父さんを亡くしてから、お母さんと3姉妹とで東京に移住して、しばらく4人で暮らしてたんだって。で、家族で「姉妹社」っていう出版社を立ち上げて、そこから『サザエさん』を出版しはじめたんだって。

バ:3姉妹!店主と一緒。

店:そうなの!だから、共感することが結構多くてね。3姉妹でいつか何かやれたらいいなって思うことは私もあるんだよね。

バ:お互いの相談にのったり、姉妹忘年会をやったり。店主はびっくりするぐらい妹さんたちと仲良いですもんね。やってみたいことは、やっぱり本にまつわること? 

店:いや、具体的にはまったく思いついてないけど、三者三様で面白いから、何か楽しいことができるんじゃないかなぁって、根拠の無い自信があるだけ(笑)。次女がもうすぐロンドンで生活するんだよね。それをきっかけに新しい展開があるんじゃないかって、楽しみ〜。

バ:おお!グローバルな活動になるのかな?

店:さーて、3姉妹の行く末は?うふふふふ〜(サザエさん風)


いかぶんこ

お店も無いし、商品も無いけど、日々どこかで開店しているエア本屋。本と本屋が好きな店主と、イカが大好きなバイトちゃんの2人で、今日もどこかで開店中
http://www.ikabunko.com





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