エア本屋の「いか文庫」。閉店後の店内で交わされる店主とバイトちゃんのイカした会話、本のお話。
店主(以下 店) :今日もお疲れさま。さぁ、早く家に帰ってアイス食べよう〜。
バイトちゃん(以下 バ) :お疲れさまです!私も食べよう!あとラジオを聴かないと!
店:本も読まなきゃ。
バ:家最高!
店:そうそう、「家」といえば、この漫画知ってる?
バ:『プリンセスメゾン』?
店:年収250万円の主人公が、マンションを買うために、こつこつと奮闘する物語なの。
バ:仕事は? 年齢は?
店:居酒屋でアルバイトしてる26歳ぐらいの女性だよ。自分の理想のお部屋を見つけるために、モデルルームの内覧会に足繁く通ってるの。でね、物語が進む中でモデルルームの人たちがちょっとずつ彼女の家探しに関わるようになっていくの。
バ:モデルルームの人も?
店:主人公以外の登場人物の暮らしや住環境も物語の中で紹介されるし、マンションを買った女性たちの話も挟み込まれたり、「みんながどんな風
に暮らしているか」が見える漫画なんだよね。
バ:興味津々です! 今度読もう。ちなみに、店主は住まい選びのこだわりってありますか? 私は「湿気がない」が最重要事項です。
店:前のお家、大変だったって言ってたもんね。
バ:本も洋服も、全部湿気にやられてしまったので(涙)。
店:私は「音」かなぁ。それが原因で引っ越ししなくちゃいけなくなったことがあるから。
バ:自分に合った住まいを選ぶのは、難しいですよね。
店:そうだね。小さい頃、『おおきなきがほしい』っていう絵本が大好きだったんだけど…。
バ:楽しい絵本ですよね!
店:うん、想像が膨らむ良い絵本。「おおきな木」の上には、お家があって、その風景にすごく憧れたんだよね。大人になって、それが現実にあるってことを知らされたのが、この本。『ツリーハウスをつくる』!
バ:憧れのツリーハウス! 実際どこにあるんですか?
店:世界中! アメリカ、ヨーロッパ、日本…世界各地のツリーハウスを紹介する本なの。著者は、オーダーメイドでツリーハウスをつくる会社を設立した人だそうだよ。いろいろなツリーハウスの写真が見られて、めくっているだけで楽しい。
バ:ツリーハウス、憧れるなぁ。
店:木の上からだと眺めもいいだろうし、鳥が飛んで来たりもするだろうしねぇ。
バ:そこにぴったりの本棚を設しつらえて、本も並べて…。
店:最高! 何の本読む? 他には何を並べようか?
バ:店主、妄想はここまでです。現実の家に帰りましょう。
店:はーい(渋々)。
いかぶんこ
お店も無いし、商品も無いけど、日々どこかで開店しているエア本屋。本と本屋が好きな店主と、イカが大好きなバイトちゃんの2人で、今日もどこかで開店中
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