『イカちゃんクマちゃん』 著:三木よう子 800円 角川書店 『いかめしの丸かじり』 著:東海林さだお 530円 文春文庫

《いか文庫 本日は閉店なり》ハッピーニュー“イカー!”な本


エア本屋の「いか文庫」。閉店後の店内で交わされる店主とバイトちゃんのイカした会話、本のお話。今回は「ハッピーニュー“イカー!”な本」。


店主(以下 店) :新年明けて第一営業日、おつかれさま!

バイトちゃん(以下 バ) :おつかれさまでした!

店:いか文庫ももうすぐ5周年だし、なんだかワクワクするね。バイトちゃんは、2017年の抱負もう決まってる?

バ:えーっと、好きなものをもっと追求することかなぁ。

店:好きなものって、イカ?

バ:もちろん!

店:じゃあそんなバイトちゃんにぴったりの漫画を、今年最初に紹介するよ。ズバリ、『イカちゃんクマちゃん』!

バ:読みました!

店:やっぱりか!(笑) イカとクマが同居するっていう話で、「なんでイカとクマ?」って最初は思ったんだけど、クマちゃんは癒やし系だし、イカちゃんはちょっとマイペースだけどどこか憎めないキャラで、いいコンビなんだよね。小さくクスクス笑っちゃうネタもたくさんあるし。

バ:子どもも大人も楽しめる”イカ漫画“として推薦したい! 好きなシーンはありますか?

店:ラジオ投稿するシーン、面白いよね。あと、たまにジーンとするシーンがあって、それも好きかな。

バ:私はイカもラジオ投稿も大好きだから、そのシーンはかなりお気に入りです!

店:もうすぐ2巻も出るんだよね!

バ:はい! 楽しみだなぁ。イカの本といえば、東海林さだおさんの食エッセイ『いかめしの丸かじり』は外せないですね。

店:函館の森駅の駅弁「いかめし」が載ってるんだっけ?

バ:そうです! 一回食べてみたい! 泳いでいる時も、お店に並んでいる時も、イカの体はシュッとしているのに、「いかめし」になった途端、お腹がぷっくり膨らむじゃないですか。あのぷっくり具合が愛おしい。

店:テンションが上がるよね。

バ:本の中では、東海林さんが「いかめし」にかぶりつく時の喜びを、ユーモアいっぱいに伝えてくれるんです。それがたまらなく幸せな気持ちになります。

店:食べ物の話はいくら話しても尽きないよねぇ。 イカの街、青森県八戸市にもいつか行けたらいいな! そしておいしいイカを目一杯食べたい!

バ:今年はイカにまつわるお仕事がいろいろ来ているので、いか文庫のイカ担当として頑張ります! そういえば、店主の今年の抱負は決まっていますか? 聞いていなかった!

店:うーん…。決まってない。

バ:ええ!(笑)

店:ゆっくり考えていこうかな。

バ:マイペース店主!

店:今年もよろしくね! ハッピーニューイカー!

バ:ハッピーニューイカー!


いかぶんこ

 お店も無いし、商品も無いけど、日々どこかで開店しているエア本屋。本と本屋が好きな店主と、イカが大好きなバイトちゃんの2人で、今日もどこかで開店中

http://www.ikabunko.com





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