エア本屋の「いか文庫」。閉店後の店内で交わされる店主とバイトちゃんのイカした会話、本のお話。今回は「ハッピーニュー“イカー!”な本」。
店主(以下 店) :新年明けて第一営業日、おつかれさま!
バイトちゃん(以下 バ) :おつかれさまでした!
店:いか文庫ももうすぐ5周年だし、なんだかワクワクするね。バイトちゃんは、2017年の抱負もう決まってる?
バ:えーっと、好きなものをもっと追求することかなぁ。
店:好きなものって、イカ?
バ:もちろん!
店:じゃあそんなバイトちゃんにぴったりの漫画を、今年最初に紹介するよ。ズバリ、『イカちゃんクマちゃん』!
バ:読みました!
店:やっぱりか!(笑) イカとクマが同居するっていう話で、「なんでイカとクマ?」って最初は思ったんだけど、クマちゃんは癒やし系だし、イカちゃんはちょっとマイペースだけどどこか憎めないキャラで、いいコンビなんだよね。小さくクスクス笑っちゃうネタもたくさんあるし。
バ:子どもも大人も楽しめる”イカ漫画“として推薦したい! 好きなシーンはありますか?
店:ラジオ投稿するシーン、面白いよね。あと、たまにジーンとするシーンがあって、それも好きかな。
バ:私はイカもラジオ投稿も大好きだから、そのシーンはかなりお気に入りです!
店:もうすぐ2巻も出るんだよね!
バ:はい! 楽しみだなぁ。イカの本といえば、東海林さだおさんの食エッセイ『いかめしの丸かじり』は外せないですね。
店:函館の森駅の駅弁「いかめし」が載ってるんだっけ?
バ:そうです! 一回食べてみたい! 泳いでいる時も、お店に並んでいる時も、イカの体はシュッとしているのに、「いかめし」になった途端、お腹がぷっくり膨らむじゃないですか。あのぷっくり具合が愛おしい。
店:テンションが上がるよね。
バ:本の中では、東海林さんが「いかめし」にかぶりつく時の喜びを、ユーモアいっぱいに伝えてくれるんです。それがたまらなく幸せな気持ちになります。
店:食べ物の話はいくら話しても尽きないよねぇ。 イカの街、青森県八戸市にもいつか行けたらいいな! そしておいしいイカを目一杯食べたい!
バ:今年はイカにまつわるお仕事がいろいろ来ているので、いか文庫のイカ担当として頑張ります! そういえば、店主の今年の抱負は決まっていますか? 聞いていなかった!
店:うーん…。決まってない。
バ:ええ!(笑)
店:ゆっくり考えていこうかな。
バ:マイペース店主!
店:今年もよろしくね! ハッピーニューイカー!
バ:ハッピーニューイカー!
いかぶんこ
お店も無いし、商品も無いけど、日々どこかで開店しているエア本屋。本と本屋が好きな店主と、イカが大好きなバイトちゃんの2人で、今日もどこかで開店中