『となりのイスラム 世界の3人に1人が イスラム教徒になる時代』 著:内藤正典 1600円 ミシマ社 『サトコとナダ』 著:ユペチカ 監修: 西森マリー 640円 星海社

《いか文庫 本日は閉店なり》イスラムに触れてみなイカ?

COLUMN, Book, CULTURE

店主(以下 店) :バイトちゃん、今日もおつかれさまー!

バイトちゃん(以下 バ) :おつかれさまでしたー! 店主! この間借りたマンガ、読みましたよ! 日本人サトコと、サウジアラビア出身のナダのルームシェア物語『サトコとナダ』。これまで読んだ異文化交流が描かれたマンガの中でも1番いろんな発見がありました。

店:おお! それは良かった! 

バ:イスラム教徒の人って普段は馴染みがないので、ナダの習慣や行動の一つひとつが新鮮でした。顔の周りに巻いているかぶりものが何種類もあったり、お祈りのルールも女性と男性で違ったり…勉強にもなりました。

店:断食後の夕食にご馳走を食べるっていうのも意外だったよね。だから、断食すると太っちゃうっていうのが面白かったな。あと、女子会の時は肌見せしてもいいから、目一杯おしゃれすることも!

バ:女子会の話は本当? って私も疑いました。真相を確かめるためにイスラム教徒の友達がほしくなっちゃいました。

店:私も! それでね、もっとイスラム教のことが知りたくなったから、これも読んでみたよ。

バ:『となりのイスラム』?

店:イスラムって聞くと、なんとなく怖いと思うじゃない? でもそれは勝手なイメージが先行しているだけで、そんな誤解をやさしく解いてくれる本なんだよ。

バ:装丁が可愛いですねえ。

店:著者の内藤さんはイスラム教徒ではなくて、イスラム地域の研究をしている方なんだけど、たくさんのイスラム教徒の人たちと接してきた経験を元に、この本を書いたんだって。

バ:イスラム教って、ストイックに神様を信仰する宗教だと、私は勝手に想像してたのですが…。

店:私もそうだったの。でも実は、自分が迷った時には、神様にどうしたらいいか? を尋ねて、その教えにしたがって生きているんだって。だから、もし何か不幸なことが起こっても「これは定めだ」って受け入れられるんだとか。

バ:奥が深いなぁ。

店:ついつい考えすぎちゃう私には、目からうろこだったよ。だから、教えに従う以外は、かなり自由に生活してるんだって。

バ:『サトコとナダ』のナダも、すごく人生を楽しんでいるように描かれていましたよね。根は日本人よりも明るいのかな?

店:うん、そうみたい。それに、国や人種に関わらず、弱い立場にいる人を放って置けない人たちでもあるんだって。他にも、そうなんだ! っていうことがたくさん出てくるから、ますますイスラム教徒の人に会ってみたいなぁって思うようになったよ。

バ:何事もそうだけど、知らないで偏見を持つことが一番いけないんだなぁ。店主、次はその本を貸してください!



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