『おじいちゃんとパン』 著:たな 980円 パイ インターナショナル 『おるもすと』 著:吉田篤弘 1500円 講談社

《いか文庫 本日は閉店なり》楽しくって美味しい? パンの本、イカがですか〜


店主(以下 店) :バイトぱん、出張おつかれさまー!

バイトぱん(以下 ぱん) :おつかれさまです! 店主、ちょっと寂しそう……?

店:ついにバイトちゃんがベトナムに出発したからねぇ。でも、今年からは新スタッフの「バイトぱん」と「バイトもりもり」「バイトいも」の3人とも、こうして閉店後に本のことや、各支社のことを話したいなと思っているの。

ぱん:かしこまりました! 支社が増えた分、楽しいことも倍増するはずです! わたしも頑張ります〜。

店:頼もしい! よろしくお願いします! さてバイトぱん、最近の西東京支社はどうですか?

ぱん:年明けなので、例に漏れずバタバタしてます。でも、忙しいおかげでパンがおいしいです!

店:なるほど!(笑)そもそもバイトぱんは、パンが大好きだから「バイトぱん」なんだよね?

ぱん:はい!1日3食、おやつもパンでいいくらい好きです。

店:ええ!?じゃあ、おすすめのパンの本もたくさんありそうだね。ぜひ教えて欲しいです。

ぱん:そりゃもうたくさんあるんですけどね……。まずひとつは、たなさんの『おじいちゃんとパン』っていう絵本です。

店:わ! 表紙からかわいい!

ぱん:そうなんですよ。いつも甘いものをぬった食パンを食べてるおじいちゃんと、それをちゃっかりもらいにくる孫のお話です。孫の手書き風に綴られている文章が、月日とともに大人の字になっていく感じがちょっと切なくもあり……。そしてなんといっても、出てくるパンがおいしそうで!

店:こんな時間だけど、甘いジャムぬった食パン、食べたくなってきちゃった。

ぱん:食べたくなりますよね〜。

店:本当にパンが好きなんだねぇ。うっとりしているところ申し訳ないけど、おすすめのパン本、他にもある?

ぱん:はっ、はい! 次の本は、吉田篤弘さんの『おるもすと』っていう本です。本屋さんが舞台の物語なんですが、どうしても食べてみたいパンが出てくるんです。

店:どんなパンなの?

ぱん:枕くらい大きくて、歯が折れそうになるくらい固くて、でも食べずにいられない。そんなパンらしいんです。

店:え、まったくおいしそうじゃない……。

ぱん:そうなんです。全然おいしそうじゃないし、お話の中でも美味しいとは言われていないんです。でも食べるのに3日かかって、4日目にはまた買いに行きたくなるという、なんとも不思議な魅力があるパンなんです。それをとにかく食べてみたい! 

店:バイトぱんらしくて、いいねぇ! これからもパンやパンが似合う本をどんどんおすすめしてね。

ぱん:了解です!






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