左:『ロボ・サピエンス 前史』(上下巻)著:島田虎之介 講談社 各920円、右:『超ヒマ社会をつくる』 著:中村伊知哉 ヨシモトブックス 1500円

テクノロジーの進化とは、イカなるものか?《いか文庫 本日は閉店なり》


エア本屋の「いか文庫」。ロボットやAI のおかげで“超ヒマ”になったら何しよう?
 

バイトちゃん(以下バ) :シンチャオ、店主!

店主(以下店) :バイトちゃんおつかれさま。ベトナム支社の様子はどうですか?

バ:こちらは年間を通して暑いのですが、その分、働いたあとのビールがおいしいです!

店:いいねぇ! 私は変わらず漫画をよく読んでるんだけど、最近衝撃を受けたのがこれ。『ロボ・サピエンス前史』です。

バ:ロボ? サピエンス?

店:ロボットが、ヒトと結婚できるくらいの存在になった未来を舞台にしたSF漫画だよ。いつかそんな未来になるんだろうなって世界のお話なんだけど…。

バ:人間の仕事をロボットに任せる場面は増えてきているんだろうけど、結婚はまだ想像ができないですね。

店:だよね。核廃棄物を監視するロボットや、ヒトが移住する星の探索のために宇宙に飛ばされるロボットなど…、ヒトである自分にとっては、ちょっと切ない気持ちになる物語です。作者さんの視線と絵は、ただただすごくて素晴らしいんだけどね。

バ:テクノロジーの進化は、どこか怖さや切なさがありますよね。私は逆に、そういう進歩を明るくとらえる本を読みました。

店:おぉ! 明るくなりたい!

バ:『超ヒマ社会をつくる』という本です。この本は2030年には、AIが人の能力を超えるかも?と予想していて、人類の1割しか働かなくていい「超ヒマ社会」がくるかもしれないと。

店:それはすごい!

バ:人間の仕事がAIに奪われるなんて怖い!って思いますよね? でも、この本ではAIが仕事を引き受けることで得られる時間をどう活用しようか?と前向きなアイデアをくれるんです。

店:ほうほう、たとえば?

バ:著者は「超ヒマな社会は超学習の社会だ!」と言っていて、AIは翻訳や歴史の年号を覚えるのが得意だから、そこに割く時間をほかの勉強にあてようと。どうやったら恋愛を成就できるか? 人を爆笑させられるのか?といったことを学ぶ時間にしようと。

店:なるほど! たしかにそれは役に立ちそう。

バ:野球少年は、どうすればボールを速く投げられるか?といったことを考える時間を持てるとも。大人も子どもも好きなことを学ぶ時間が増やせるんです!

店:いい未来! テクノロジーの進化について違う視点から見られるっていうのが面白いね。もし、いか文庫にロボットが入社したらって考えるのも楽しそう。

バ:私たちが簡単には行けない場所で開店! 宇宙、海底、砂漠、氷河…、夢が広がるなぁ。

店:その日のために、超ヒマ時間をつくって、企画考えておこう!

バ:はい! 考えましょう!





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