エア本屋の「いか文庫」。
自分は本当に大丈夫?なんてことを考えさせられる本。
店主:バイトぱん、おつかれさまー! 今日は忙しかったね。
ぱん:やっと一息、ですね〜。
店主:ところで、最近、どんな本に感動した?
ぱん:『さよなら、俺たち』を読んで、すごく感動しました!
店主:「恋バナ」を聞いて集める「桃山商事」の清田隆之さんの本だね。エッセイなのに感動?
ぱん:そうです! 清田さんは普段からジェンダーやフェミニズムに関する話題を発信されていて、この本でもそういったテーマを語られているんですけど、その書き方に衝撃を受けたんです。
店主:ほうほう。書き方。
ぱん:あれはダメこれはダメではなく、「自分がやってきたアレやコレやは、いま考えるとすごく恥ずかしくておかしいことじゃない?」って、自分の過去の失敗を振り返りながら掘り下げていくんです。しかも女の私でも「わかる…やってしまっている…」ってことがたくさんあるんですよ。
店主:たとえばどんな?
ぱん:生理は自己責任と言われることとか。私は重いほうじゃないので、生理で仕事を休むことを理解しきれなかったり、友達から相談されたときに、無神経な返事をしてしまっていたかも…って反省しました。
店主:なんと! 私は自己責任って言われたらショックかも!
ぱん:ですよね…。ほかにも、世間的にモテテクと言われる言葉の「さしすせそ」とかも全然他人事じゃなくて、無自覚にその場を乗り切るためだけに使ってしまっていたな…って気付かされたんです。
店主:性別だけで区別することができない問題だってことか。あ、そうだ。『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』って知ってる?
ぱん:kemioのエッセイですよね。私も読みました!
店主:私、kemioのこと全然知らなかったんだけど、本屋で立ち読みして、その言葉の奇抜さと物事の捉え方に度肝を抜かれたんだよね。その後SNSとか動画も見て、さらにびっくり(笑)。
ぱん:めちゃくちゃ尊敬する‼ ってなりますよね。
店主:なった! ただ前向きっていうより、両親がいないとか、見た目や喋り方でいじめにあったとか、自力で留学とか…いろんな経験や挑戦があるからこその考え方なんだろうなって、ジーンとすることもたくさんあったな。
ぱん:他人になんて言われようが、自分の信じた道を突き進むって簡単じゃないし、それができるってほんとにすごいですよね。
店主:性別、人種、外見…そういう要素で、括ったり括られたりすることに疑問を感じるきっかけになりそうな2冊だよね。いか文庫も、自分の道を突き進みたいなとあらためて思ったよ。
ぱん:たくさん知って学んで、自分たちらしく生きたいですね!