草丘の間でポーズをとる假屋崎省吾氏

≪目黒≫華麗なる美の空間、「華道家 假屋崎省吾の世界-千秋楽-2016」


 華と芸術、伝統工芸がコラボした「華道家 假屋崎省吾の世界-千秋楽-2016」が、〝昭和の竜宮城〟と呼ばれた目黒雅叙園にある東京都指定有形文化財「百段階段」で開催されています。

 ケヤキ板を使用した99段の階段で繋がれた7部屋を舞台に2000年に始まったこの華道展も今回でファイナル。假屋崎氏が日本の伝統工芸品に宿った匠の技に新たな命を吹き込むべく、「魂を込めて生けた」作品を多数、展示しています。

 荒木十畝(じっぽ)による四季の花鳥画が描かれている十畝の間では、長野県の白樺を中心にカーネーション、トルコキキョウなどと振袖をアレンジ。彩色画と日本画の美しい漁樵(ぎょしょう)の間には、鹿児島の菊と白樺が生けられ、格子天井の秋田杉と欄間(らんま)に、磯部草丘(そうきゅう)の四季草花絵などが描かれた早丘の間は、招き猫の部屋に変身しています。

 階段を上った次の部屋は、大谷石の器に長野県のカーネーションなどをあしらった静水の間。格式の高い沖縄の織物「首里花倉織」と、假屋崎氏の名を冠したバラ「ショウゴエレガン」などが組み合わされた星光の間と続き、鏑木清方(きよたか)が愛着をもって造った清方の間では、かりんの実を中心とした作品が楽しめます。

 最後の頂上の間では、徳島県美馬の和傘と可憐な胡蝶蘭「サクラヒメ」やダリアが生み出す新たな世界を感じてください。

 会場には、假屋崎氏の演奏するピアノ曲が流れ、假屋崎氏がデザイン・プロデュースした優美な衣装や花瓶なども使われており、自称〝平成の花咲じじい〟假屋崎氏が生み出す唯一無二の世界を堪能できる華道展です。10月16日(日)まで。

十畝の間


漁樵の間



静水の間



星光の間



清方の間



頂上の間



華道家 假屋崎省吾の世界-千秋楽-2016


会場:目黒区下目黒1-8-1 目黒雅叙園 百段階段

開催時間:10:00~17:00

入場料:大人1200円/学生600円/小学生以下無料


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