photo: ITCHY

《代々木公園》自分好みの自転車を、カスタムしよう


東京メトロ沿線で見つけたことを、編集部が気ままに紹介する「気ままにメトロポリターナ」。今回は、4月号「春さんぽは自転車で」特集で登場した、サイクルショップ「ブルーラグ 代々木公園店」に、編集部・渡邉が取材してきました。自転車を自分好みに“組む”楽しさを紹介します。
 

代々木公園/ブルーラグ 代々木公園店

ロードバイクやマウンテンバイク、シティサイクル(=ママチャリ)など、さまざまな種類がある自転車。価格もピンからキリまであって、なにを選べばいいのか悩んでしまいますよね。しかもカスタムするとなると、ますますハードルが上がってしまいそうです。しかし、そんなイメージをガラリと変えてくれたのが、4月号で取材した自転車ショップ「ブルーラグ 代々木公園店」(以下、ブルーラグ)です。フレームやパーツがずらりと並ぶ店内で、カスタム自転車の魅力を聞いてきました。

2_bl.jpg
国内外のメーカーのフレームが吊られた天井。その下には組み上げられた自転車も並ぶ。店内には、パーツだけではなく、ヘルメットやバッグなどの自転車グッズやウェアも並んでいる。

ブルーラグでは、店内で完成車も販売していますが、お客さんの8割がカスタム派。自分好みの一台を組み上げたい人が多いと、店長の松本和也さんは言います。「自転車は、もっとも手軽な移動手段。その人の生活環境やスタイルによって、適した自転車も変わってきます。通勤で短い距離を走るのか、その場合に距離はどれくらいなのか、途中に坂はあるのか。そういった道路環境や、デザインの好みなどを聞いて、その人にぴったりの一台を提案するのが僕たちの仕事です」。

3_bl.jpg
店内の作業スペースでホイールを組むスタッフ。自転車の組み立てだけではなく、パンク修理やカゴの取り付けなど、ちょっとしたメンテナンスもお願いすることができる。

オールカスタムとなると、やはり気になるのは予算。使うパーツや仕様などによって価格が大きく変わるため、一概には言えないそうですが、目安としては一台約20万円からだと言います。「予算の検討も必要ですが、せっかくつくるのであれば、まずは理想の一台を目指してみてください」と松本さんは提案してくれました。自分のために組んだ、世界にたった一台の自転車には、ついつい財布のヒモもゆるんでしまいそう。実際、来店時の予算を大幅に超えた組み合わせでも、納得するお客さんは多いのだとか。

4_bl.jpg
特集内でも紹介した自転車。自分のライフスタイルにスッと溶け込み、毎日でも乗りたくなるような自転車を、ブルーラグでは「エブリデイバイク」と呼んでいるそう。 

「お客様の要望を聞いていると、僕らも楽しくて、ついつい応援したくなっちゃうんです」。そう笑顔で話す松本さんの表情が、とても印象的でした。自転車の選択肢は限りなくありますが、多くの人が「ここで自転車を組みたい」と思う気持ちにも納得です。ちなみに現在、フレームから一台を組み上げた場合の納期は約3カ月とのこと。ブルーラグで組んだ一台なら、きっと自転車を待つ時間まで楽しくなりそうです。気になる人は、ぜひ足を運んでみてください。


5_bl.jpg

BLUE LUG YOYOGI PARK

渋谷区富ヶ谷1-43-3
[TEL]03-6416-8532
[営]12:00〜19:00
[休]火・木 ※祝日の場合は翌日休業 ※最新の営業状況は、HPにて確認を
https://bluelug.com


LATEST POSTS