東京メトロ沿線で見つけたことを、編集部が気ままに紹介する「気ままにメトロポリターナ」。今回はオンライン編! 自然科学の世界をバーチャルで体験できる、国立科学博物館の楽しいサービスを紹介します。
国立科学博物館
このご時世、美術館や博物館の展示物をオンラインで鑑賞できるサービスが続々と登場していますよね。編集部員・関根も、オンライン美術館で展示を見たことがあるのですが、立体的な展示物を正面からしか見られなかったり、細部がぼやけていたりして、「やっぱりリアルで見たいなあ…。」と感じることも多々。そんななか、最近感動したオンライン鑑賞サービスがありました! それは、国立科学博物館が昨年4月から始めたオンライン博物館「おうちで体験! かはくVR」です。

VRとして見るには、専用ゴーグルの用意を。より臨場感あふれる映像を楽しむことができます!
こちらでは国立科学博物館の日本館と地球館に加えて、昨年「気ままにメトロポリターナ」でご紹介した企画展「国立公園─その自然には、物語がある」を、3DビューやVR映像で楽しむことができます。一般社団法人「VR革新機構」が撮影したという映像は、拡大すると動物の毛並みや解説の文字まではっきり見られるほど鮮明。パソコンやスマートフォンの画面から立体的に空間を見られる3Dビューもすごいのですが、360度の視野で館内を見渡せるVR映像は、リアリティも抜群だそうです。今回私は 3Dビューで鑑賞しましたが、やっぱりVRも体験してみたい…。VRゴーグルの購入を、前向きに検討中です!
こちらのオンライン鑑賞をさらに楽しむために、国立科学博物館の公式YouTube「かはくチャンネル」と合わせて見るのもおすすめです。なかでも私が好きな動画は、動物研究部の川田伸一郎さんが、角を持つ動物の分類について解説しているもの。一見、似たような角をもつ動物も、角の枝分かれによって種類を見分けられるとは! 内容はもちろんですが、クスッと笑える川田さんの解説がお気に入りです(笑)。ほかにも、人類の進化についてや、哺乳類の化石の見分け方についてなど、さまざまな解説が。ぜひこちらのYouTubeも合わせてチェックしてみてください。

展示物の近くにある丸いマークをタップすると、解説が表示されます。時間を気にせずに見られるのがうれしいですね。
国立科学博物館にはこれまで何度か足を運んだことがありますが、こうしてオンラインで鑑賞し、さらにYouTubeの解説も聞くことで、時間をかけて一つひとつの展示を見ることができました。「おうちで体験! かはくVR」ならば、自分のペースで、博物館をすみずみまで楽しむことができます。日本列島の歴史や宇宙の秘密など、展示内容は盛りだくさん! 国立科学博物館に行ったことがない人も、すでに行ったことがある人も、この機会にぜひオンライン鑑賞を体験してみてください。
おうちで体験! かはくVR