米誌タイムが発表した2016年版「世界で最も影響力のある100人」に日本から唯一人選ばれた草間彌生氏が長年、描き続けてきた「無限の網」シリーズなどを展示する「草間彌生│モノクローム」が、港区六本木6丁目のOTA FINE ARTSで開催されています。
1929年に長野県で生まれた草間氏は、水玉やカボチャなどのモチーフや、色彩豊かな作品で知られていますが、彼女の原点はモノクロームの「無限の網」シリーズにあるとされます。草間氏は59年に米ニューヨークで初めてこのシリーズを発表。その作品は、黒い背景を白の網目で覆い尽くし、一層の白で深みのある透明感を表現したもので、今回も同じ配色パターンの作品が展示されています。
シリーズの作品は、一見、単色の平面にみえますが、緻密に描かれた無数の弧の集積で画面が構成されているので、是非、近づいて鑑賞してください。会場では、新作3点を含むシリーズ作品5点と「水玉」1点を見ることができます。
キャリア70年を越えた今でも、精力的に創作活動に取り組み、現在、北欧巡回展「IN INFINIT」が開催されているなど、海外でも人気高い草間氏の原点に触れられる機会です。

草間彌生 INFINITY-DOTS [IRT] 2001 Copyright of Yayoi Kusama Courtesy of Ota Fine Arts

「草間彌生│モノクローム」展の外観
「草間彌生│モノクローム」展
OTA FINE ARTS
港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F
7月30日(土)まで。入場無料。 開廊時間:11:00~19:00 休廊日:日・月・祝日