新生活スタート! メイクと一緒に「メイク落とし」の見直しで、くすみのない好印象な肌をつくろう

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 新しい生活と出会いの季節。初対面から、相手に良い印象を残したいですよね。心機一転、髪型やメイクを変えてみた人も多いのではないでしょうか。

 でも、メイクを変えても、あなたの肌は危険な状態にあるかもしれません。この連載(全4回)では、第一印象を良くする肌を作る、日頃のくすみケア方法について紹介します。

 2017年春に、生活・職場環境が変わった人を対象に「メイクを変えようと思ったか」と質問したところ、「メイクを変えたいと思った人」が48.1%と半数近くに上りました。実際にメイクを変えた箇所は「ベースメイク」や「目もと」が上位になっています。

 一方、メイク落としに関しては、メイクを変えても「メイク落としは変えずに同じものを使う」と63.8%が回答。また、メイク落としにかける時間は「30秒未満」、メイク落としの方法は「なんとなく自己流」と答えた人が最も多い結果となっています。

 この調査から、新生活によってメイクに対する意識は高まっても、「メイク落としの方法」に対する意識は変わらないことが分かりました。

(資生堂 働く20-30代女性の「新生活とメイク」に関する調査)


 ≪雑なメイク落としが“くすみ肌リスク”につながる!?≫

 この調査結果について、クレンジング指導に力を入れている銀座ケイスキンクリニックの慶田朋子先生に、新生活に向けたクレンジングのアドバイスを聞きました。

 今回のアンケート調査からは、新生活にメイクを変えて心機一転しようとする女性の姿がみえてきましたが、一方、メイク落としに対する意識の低さも感じられます。特に気になるのは、メイク落としにかける時間です。実は、ある実験で、30秒未満の簡単なメイク落としでは、小鼻や目の下など顔の凹凸部分にメイクが残っていることが確認されています。


 メイクが肌に残っていると皮脂やメイクの油脂が酸化し、肌への刺激となって肌に炎症が起こる可能性があります。それだけでなく、肌の炎症は角層機能の低下や乾燥を招いて“くすみリスク”となります。

 この実験結果からも、30秒未満の簡単なメイク落としは、顔の凹凸部分に「メイクぐすみ」を生じさせる可能性が考えられます。今回の調査で回答の多かったベースメイクやアイシャドウを変える人は、メイクの仕方に合わせて数十秒を惜しまず丁寧なメイク落としを心がけて、“くすみリスク”を回避してください。


≪理想的なクレンジング方法≫

 当院では、診察の前に患者様ご自身でメイクを落としていただくのですが、洗浄力を抑えたタイプのメイク落としを使っていた頃は、メイク汚れが残っている方が案外いらっしゃいました。

 オイルクレンジングなら高い洗浄力があり、こする必要もなく短時間で乳化するので、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができます。アイホールや鼻の毛穴にはメイクが残りがちになるため、クレンジング剤を手のひらで温め、くるくる円を描きながら馴染ませます。まつげや目回りは、力の入りにくい薬指を使うようにします。

 その後、ぬるま湯で20回程度すすぎます。すすぎ残しは生え際と首に多いため、特に丁寧に洗うことを心がけてください。お風呂で洗う場合は、熱いシャワーを勢いよく顔に当てるなどせず、洗面器に張ったぬるま湯で洗い、最後に弱流水のシャワーで流してください。


 新年度を機に、知らないうちにメイク残りでくすみ肌になっていた人も、自分にあったメイク落としを選んでみてはいかがでしょうか。

 次回は、20代女性の5割が感じる「くすみ肌」の実態と、解決方法について紹介します。

慶田 朋子(けいだ ともこ)先生

 医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。東京女子医科大学医学部卒業、同皮膚科学教室に入局。聖母病院皮膚科などの勤務を経て、2006年に有楽町西武ケイスキンクリニック、11年に銀座ケイスキンクリニックを開設する。最新の医療機器と注入治療をオーダーメイドで組み合わせ、「切らないハッピーリバースエイジング」を叶える美容皮膚科医として厚い信頼を得ている。皮膚の働きや美肌に役立つスキンケア、生活習慣などのわかりやすい解説が人気で、テレビ、雑誌、ウェブなどでも活躍中。著書『365日のスキンケア』(池田書店)が好評です。



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