印象に残る透明美肌を手に入れたい 教えて先生! 正しい「くすみ対策」

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 第一印象を良くする、「くすみ肌ケア」について伝える連載の最終回(第4回)は、女性の美容皮膚科医師がお勧めする要因別の対策を紹介します。

 肌の透明感を改善・維持するためには、日々の生活習慣の改善に加えて、乾燥、皮脂や汚れの酸化、血行不良といった「くすみ」の要因に合わせた対策が重要です。くすみ改善をサポートしてくれるグッズもあります。

 くすみを一掃することで、イメージはグンとアップするはずです。いま、若い世代にも広がっているくすみの悩みを解決すべく、美容皮膚科医の慶田朋子先生に4つの要因別くすみ対策を聞いてみました。


≪くすみケア① 皮脂や汚れの酸化対策≫

 メイクや不要な皮脂、古い角質、大気汚染物質や花粉など、1日を終えて帰宅したときの顔には、取り除きたいものがいっぱいです。クレンジングや洗顔は、スキンケアの基本と考えて、どんなに帰りが遅くなっても、その日のうちにきっちり洗い流しましょう。汚れを落とさないままでは、メイクも皮脂も汚れも酸化して、肌に炎症を起こしかねません。くすみの引き金になってしまいます。

 スキンケアの方法は、日進月歩。肌に必要な皮脂を残して余分な皮脂だけを吸収するあぶら取り紙や、メイク汚れや皮脂などの黒ずみを溶かし出して潤いを逃さないクレンジング料なども登場しています。

 中でも、昨今のクレンジングオイルは、高い洗浄力がありながらも潤い成分を落とし過ぎる心配も少なく、肌への負担を軽減してくれます。クレンジング剤は、手のひらで温めてから肌をこすらずやさしくなじませて、ぬるま湯で20回程度すすいで下さい。正しいクレンジングで皮脂や汚れの酸化対策をして、くすみを予防しましょう!


 ≪くすみケア② 乾燥対策≫

 乾燥すると肌のキメが乱れ、ツヤ感がなくなり、どんよりした肌色に見えてしまいます。肌が乾燥する理由は、ターンオーバーの乱れやエアコンの風など、いろいろありますが、若い女性に特徴的に多いのが、“誤ったスキンケア”です。

 ベタ付きを気にするあまり、角質ケアには熱心なのに、保湿ケアがあまりできていない人が結構います。乾燥を防ぐことを念頭にケアしていきましょう! また、みずみずしい肌のためには、良質な脂質の摂取も必要です。必須脂肪酸は、角質の天然保湿因子の材料になります。

 良質な脂質の摂取には、近年、話題のアマニ油などオメガ3系の脂質がオススメです。酸化しやすいので、火を通さずに食べます。そして、日中の乾燥には、シュッと吹きかけるタイプの保湿美容液で対策を。乾燥は身体の内と外の両方から防ぎましょう。

NEXT: くすみケア③ 血行不良対策



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