ローム本社一帯で行われているイルミネーション。メタセコイアの木の枝1本1本に電球が取り付けられ、あたりはまばゆいばかりの光の海=京都市右京区西院溝崎町  (写真・田中幸美)

《京都》ローム本社でメタセコイア並木などに80万個のLEDイルミネーション

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 LEDやダイオードなどの電子部品メーカーの「ROHM」(ローム)は、京都市右京区の本社一帯で今年もイルミネーションの点灯を行っています。京都市内で最大級のイルミネーションで、連日カップルや家族連れなどが訪れて写真を撮るなど名所になっています。
 午後4時45分になると、まるで魔法を掛けたようにいっせいにイルミネーションが輝き始めました。「わあ~、きれい!」という声があちこちから上がりました。

ローム本社一帯のイルミネーションは、メタセコイアの木の紅葉・落葉によって表情を変えます


 本社敷地に面して南北に伸びる「佐井通り」沿いにずらりと並んだメタセコイアの木20本を中心に、付近の公園の木などを合わせ計82本に約80万個の電球とLEDが点灯します。木の枝1本1本にイルミネーションが貼り巡らされ、あたりはまばゆいばかりの光の海になります。
 現在は、まだわずかに残っている紅葉した葉が電球に映し出され黄金色の豪華なイルミネーションを生み出していますが、12月半ばになって葉がすべて落ちると、初冬にふさわしい色合いに変身するそうです。

まるで木々に魔法がかかったように光り輝くイルミネーション


日が暮れてイルミネーションが点灯されると散歩を楽しむ家族連れやカップルで賑わいます


 また、佐井通りの北側にはシンボルとなる約10メートルの2本のヤマモモの木がツインタワーのように並び、白色LEDを基調とした暖かい色合いの光で彩られます。

佐井通りの北側で電球をまとい人々を出迎える2本のヤマモモの木


 また、近くの名倉公園の芝生広場には13・5メートルのLEDスクエアビジョンを設置。スクエアビジョンにサンタクロースやクリスマスツリーの映像が映し出されると、芝生にちりばめられたLEDボールが呼応してハートフルな空間が広がります。

LEDスクエアビジョンにサンタクロースやクリスマスツリーの映像が映し出され、とても楽しい雰囲気になります


 土日と祝日には、LEDスクエアビジョンをバックに大学生がアカペラのコンサートなどのイベントを繰り広げます。
 ロームでは1995年、社会貢献と近所の方々への感謝の意を込めて冬のこの時期、イルミネーションをスタートさせました。今年で18回目を数え、すっかり冬の風物詩として定着しています。

(写真はすべて田中幸美)


◆ローム本社のイルミネーションは、京都市右京区西院溝崎町の本社一帯で、25日(日)まで毎日、午後4時45分~午後10時まで。雨天決行、見学無料。ただし、週末と祝日のイベントは雨天中止になります。
ロームのホームページは、http://www.rohm.co.jp/web/japan/illumination



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