photo: Shigeo Kosaka text: Keiko Ageishi edit: Shiori Sekine(EATer)

高尾先生とバービーさんと考える女性の健康とセルフケア Supported by 明治《イベントレポート》


 9月3日、フェムケアプロジェクト初となるリアルイベントを開催!高尾美穂先生とバービーさんが「女性の健康とセルフケア」をテーマにトークを展開した。日頃から産婦人科医として患者を診察している高尾先生と、メディアを通してさまざまな情報発信を続けるバービーさん。2人のトークの模様を見ていこう。


みんなで「お互いさま」と思いやり合える社会をつくろう!

 日ごろから女性の健康について情報を広く発信している高尾美穂先生とバービーさん。今回のイベントでは、女性が自分の体の仕組みについて知り、それを周囲に伝えていく大切さについて語り合った。

 女性は人生でおよそ450回訪れる生理の不快感に耐え、それによって行動も制限されている。生理がくるたびに悩み、一方で生理がこなくて不安になることも。ホルモンの分泌が減る更年期や閉経後には、心身の揺らぎによる不調に悩む人も多い。

 「女性特有の不調で思い悩んでいる人が周囲にいるかもしれないと想像するのは大事なこと」と高尾先生。バービーさんは、「私は子宮疾患系のデパートのようなもの。生理やホルモンに関する情報を逐一チェックし、いろいろな検査や治療、自然療法を試すなど、プライベートの時間はほとんどそのために使っている」と自身の体との向き合い方について語った。読者の「PMS時のメンタルケアは?」という質問に対し、「何をしてもダメだなというときには、寝ます。先日すごくイライラしたときには、テレビでノンフィクション番組を見て泣いたら救われました」とバービーさん。それに対し高尾先生は、「ストレスを受けたときはコルチゾールというホルモンの分泌量が高まりますが、寝るとそれが下がってストレスが解消されます。泣くのも交感神経(緊張)から副交感神経(リラックス)に切り替わるからストレス解消にいいんです。泣ける映画や絵本を持っておくといいですね」と応じた。ヨガに詳しい高尾先生が「胸を広げるとか目線を上げるとか、数秒でも体を動かすと呼吸が変わる」と気分転換のためのストレッチ方法も紹介し、参加者みんなで実践する場面も。

 女性特有の不調を、身近にいる男性に理解してもらうことも大切だ。それについてバービーさんは、「パートナーにはPMSについて説明し、生理共有アプリを使うことで私の体調や言動への理解を深めてもらっています」と自身の経験を紹介。でも、職場など親密な関係が築かれていない場所では、個人的な理由を説明しづらいこともある。「調子が悪いときは誰にでもあります。そのことを理解し、とくに理由を伝えなくても体調の悪いときには『お互いさまだよね』という空気を、普段からつくっておくことが大事です。その中で女性は不調が繰り返し訪れることを知っておくことも必要です」と高尾先生。

 イベントの最後には、「誰もが必要な情報を得られる社会になってほしい」(バービーさん)、「性差に関係なく、一人ひとりが互いの心や体の状態を気づかえる社会を」(高尾先生)とそれぞれ参加者に呼びかけた。


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高尾美穂先生

医学博士、産婦人科専門医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。ヨガ指導者。東京慈恵会医科大学大学院修了後、同大学附属病院産婦人科助教、東京労災病院女性総合外来などを経て、現在「イーク表参道」副院長。書籍などを通じて、女性の健康やセルフケアについて広く発信している。近著に『人生たいていのことはどうにかなる』(扶桑社)がある。

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バービーさん(フォーリンラブ)

2007年にお笑いコンビ「フォーリンラブ」を結成。バラエティを中心に、ワイドショーのコメンテーターやラジオのパーソナリティなどを務める。著書に『本音の置き場所』(講談社)、『「わたしはわたし」で生きていく。』(PHP研究所)。ほか、ピーチ・ジョンとコラボレーションした下着のプロデュースなど、多岐にわたり活躍中。





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