稲毛屋
ちょっと贅沢したい日に、うなぎと地酒のお店
昭和2年より、西日暮里で美味しいうなぎを焼き続ける「稲毛屋」。30年以上焼き場に立つご主人が、串の一本一本に目を凝らして焼き加減を確かめ、ひたむきにうなぎと対たいじ峙する姿は料理への期待感を膨らませてくれる。丁寧に調理されたふわふわのうなぎは、ちょっとしたごほうびに食べたくなるくらい。店舗では、定期的に「日本酒の会」を開くなど、お酒のレパートリーも豊富。うなぎと日本酒の相性にうっとり。
INAGEYA
文京区千駄木3-49-4
[TEL]03-3822-3495
[営]11:30~14:00(L.O. 13:30)、17:00~21:30(L.O. 20:40)
[休]水
西日暮里 街と食 Editor's Note
日暮里の南側に集う飲食店は、ゆったり過ごせるお店が多い。というのも、谷中霊園にお墓参りにきた人たちが、一息つける場所を重宝し、ひいきにしたためだという。下町の人々に愛され、長く続くお店はメニューを眺めるだけでも面白い。「あづま家」の餃子からスイーツまであるバラエティ豊かなメニューや、「ニュートーキョー」の改良を重ねたグランドメニューも、「稲毛屋」のうなぎの焼き方が江戸前風と関西風から選べるのも、お客さんのリクエストに応えてのことだという。街の人々に寄り添うお店は、居心地もいい。