「いか文庫」支社スタッフ4名が推薦するマンガを、「子育て」「映画」「日常」「海外生活」という4つのテーマごとに紹介。
性について、恥ずかしがらずに教えられる?
性に関する知識は、なんとなくエッチなものとリンクされがち。だから親が教えるより、友達や本から教わってほしいと思っていました。でもこの本を読んだら、私自身も2歳半の娘に性教育をしようという気持ちに。しかも、子供が自分の体に興味を持ち始めた頃がベストタイミングというので、早速いまから取り組みたいです。子供が性犯罪の被害者にも加害者にもならないように!
『おうち性教育はじめます 一番やさしい! 防犯・SEX・命の伝え方』
著:フクチマミ、村瀬幸浩 KADOKAWA 1300円
子供が公共の場で「うんち」などと大声をだしたら? 母親の生理は伝えるべき? など、親が幼児期からどんな声かけをすべきか学べる作品。
病児保育ってどんなもの?
子供は病気になっても自分の症状をうまく伝えることができないから、親は心配だし、見ているのもつらい。それでも仕事に行かなければならない親は、気が気でないはず。共働き家庭が多い現在、自宅や施設で病気の子供を預かる病児保育士のニーズは高まっているそう。親の不安な気持ちを受け止め、やんちゃな子供たちに手を焼きながらも奮闘する主人公・桃子の姿に胸が熱くなります。
『37.5℃の涙』
著:椎名チカ 小学館 429円
仕事を休めない親に代わって、病気の子供の面倒をみる病児保育士の桃子。彼女が訪問した家庭にはさまざまな問題があって…。


ベトナム支社勤務。新潟出身、ハノイ在住。“イカ”を食べるのも見るのも調べるのも好きな、いか文庫の「いか担当」。推しはアオリイカ。イカ以外で好きなものは、ラジオと揚げ春巻き。
twitter:@ika_baitochan
映画をごはんで楽しむ、ほっこりグルメ漫画
『天空の城ラピュタ』の目玉焼きトーストや『かもめ食堂』のおにぎり、『タンポポ』のラーメンなど、映画に登場した印象的なごはんを、その作品の紹介を交えながら食べるあかり。読むと、その映画が観たくなり、さらに食べたくなります。なんといっても登場するごはんがどれも美味しそうで…。なかでも『ジョゼと虎と魚たち』の卵焼きのお話は、エピソード含め最高です…!
著:福丸やすこ 少年画報社 650円
おじいちゃんの影響で映画が好きになったあかり。思い出の映画とそのなかに登場するグルメを食べまくる、優しくてお腹のすく物語。
世界の終わり、どこへ逃げて何をする?
ゾンビがはびこる世界の終わり。主人公の青年は上司と2人、田舎のショッピングモールで変わらぬ毎日を過ごしていますが、「ロメロ」と名乗る女性がやってきて暮らしが一転。明日死ぬかもしれない世界で、映画を観ることを諦めないロメロが発する言葉にハッとさせられます。作中登場する映画も魅力的で、観たい映画がまた増えてしまう…!
『ロメロは世界を救わない』
著:のがみち 一迅社 670円
死人が動き出す世界。ある日、主人公のもとにやってきた「ロメロ」が探していたのは食料や物資ではなく、映画でした。



東京支社勤務。イカの街・八戸出身。リアル本屋2軒でアルバイトをしながら、フリーでデザインの仕事も。好きな食べ物はパン。個人でも、本にまつわる楽しいことをいろいろと(@panym_)。
twitter:@baitopan